蝴蝶の夢

bongai.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2017年 09月 16日

裏菜園の秋


f0086944_16160996.jpg




















台風18号がやってくる。台風が来る前に、大雨になりそうだ。
雨ざらしにするとベビーリーフがダメージを受けるから、急遽ビニールトンネルを前後に設えた。後ろ半分は芽が出て間もないし、前半分はあと1週間もすれば収穫できそう。前半分にはトンネルを設える前に、ペレットの発酵肥料を仕込んだ。それまでは有機液肥を2回潅注している。

放置していた左枠手前のベビーリーフはわずかに残っていたが、ついに撤去した。土を掘って虫を駆除。終齢のヨトウムシ、大小のネキリムシ(カブラヤガの幼虫)、ヨトウガの蛹、カタツムリ、ミルワームがいくつも出てきた。ここの土は冬季のプランターに転用するので、しっかり虫を駆除しておかないと、思わぬ食害を受けてしまう。

中央枠の右奥に、キュウリの夏すずみを植えている。はたして実をつけるかどうか怪しいが、下葉が炭疽病になったので切り取ったものの、だんだんと上にも伝染してきた。

左枠のナス、真仙中長も撤去しようと思っていたが、花が咲きだしたので、もうしばらく様子を見ることにした。中央枠の「よくなる中長ナス」も花が咲いている。よく見たら、下のほうに小さな実がいくつかあるのに気づいた。収穫できるくらい大きくなるのだろうか。花が咲くということは実をつける意思があるということだろうから、これからも施肥と潅水をしていく。

暖地ならいざしらず、冷涼地である仙台で、暖地と同じように強めに枝を切り詰めて秋ナスを実らせるというのは、むずかしいことだと思う。枝がのびてくるまでにもう寒くなるので、ほんのわずかの剪定にとどめておくほうがこの地方では現実的だ。
うっかりしたことに、この剪定をいつ実施したのか、記録していない。暖地なら7月下旬というが、そんな時期は収穫がはじまって間がないから、仙台では1ヶ月遅れの8月下旬が適期ではないだろうか。今年は異常気象だったから収穫も少なかったが、今年は今年で反省点を積み上げたから、来年に生かせるだろうと思っている。




# by 130atm | 2017-09-16 16:19 | 野菜 | Trackback | Comments(2)
2017年 09月 14日

ベビーリーフは今のところ順調?


f0086944_10090833.jpg
























秋らしい天候になり、長雨の終わりに播種したわが裏菜園のベビーリーフは、順調に生長しているように見える。
ナメクジやカタツムリはほぼ駆除できているし、コオロギやオンブバッタの被害もない。一部に蛾の幼虫がついていたが、それは葉を見ると分かるから、すぐに駆除できる。しかし、ロロロッサの外葉が根元から切れて落ちているものがある。これは何だろうか。ネキリムシだろうか。

ペレットの有機肥料はまだ仕込んでいないが、薄めた有機液肥は苗の列に沿って2回潅注した。これは雨が降ると流亡するから、雨後1日たってからするのが効果的だ。日中はまだ暑いが、朝晩は20℃以下になるから、葉の赤いものは色づきもよくなってくる。

雨が降ると、跳ねた泥が葉につき、病気に罹りやすくなる。主に軟腐病だが、強い雨や数日つづく雨が予報されているときには、ビニールトンネルを設えたほうがいい。結球するものや半結球のものは、泥跳ねを防ぐためにマルチをして栽培するのが常識。ベビーリーフはそれができないので、ビニールトンネルという簡易なものがある。それでも、長雨のときには湿気で軟腐病になって腐ってくる。何かほかに妙案はないものだろうか。

ベビーリーフは、直接菜園に播種するのではなく、200穴ぐらいのセルトレイに播種して、苗がある程度大きくなったらそれを定植するという手がある。そうすればタネを播いても出芽しなかったり、小さいうちに食べられたりするリスクは軽減する。ロロロッサで5センチ、スイスチャードやアイスバーグレタス、グリーンクリスピーは3センチ間隔にしているから、その間隔ならばセルトレイで育苗してから定植したほうが、確実である。スイスチャードは発芽率がよくないから、多めに播種して、出芽したものを定植すれば、歯抜けにならずに済みそうだ。

しかし、セルトレイで育苗したものを定植するとなると、苗の間隔を少し広げたほうがいいような気がする。今までは密植しすぎていたのかもしれない。ロロロッサで6センチ、3センチ間隔にしていたものを4センチにすれば、定植もしやすい。全部をセルトレイで育苗するのではなく、ロロロッサ、アイスバーグレタス、グリーンクリスピー、スイスチャードをセルトレイに播種し、その他のものは今まで通り直接播種するというのはどうだろう。
今年はもう終わりだから、来年の春から、それを試してみようと思う。


# by 130atm | 2017-09-14 10:10 | 野菜 | Trackback | Comments(0)
2017年 09月 12日

私事で恐縮ですが


7月に心臓の薬をもらいに内科医院に行ったとき、心電図を取ったら不整脈になっているといわれた。
自覚はあった。でも脈が以前のように持続的に不規則なわけでもないし、日常生活に支障が出るような体調でもなかった。
しかし、心電図には「心房細動不整脈」と出ている。心電計がコンピューター診断をして、そう表示したのだ。
脈拍を落ち着かせる薬を追加でもらったが、あまり効果はなかった。運動はしばらく控えるように言われたので、天気も悪かったから、おとなしくして過ごしていた。
1ヶ月もたつと、脈が落ち着いてきたではないか。時々乱れるけれど、安静時には脈拍がほぼ正常になっている。

9月1日には、心臓の手術をしたK病院に行って、24時間ホルター心電計を装着。11日に、主治医の診察を受けた。そのとき、内科医から持たされた不整脈の心電図を見てもらった。当日の心電図も参照して下された診断では、心房細動不整脈の再発ではないという。もともと徐脈なので、そうした不整脈が発生しやすいのだそうだ。あるいは3回目の手術があるかもしれないと思っていたので、安堵した。
次の経過観察はまた5ヶ月後。運動も農作業も無理をせず、ひきつづき生活を自重することにした。自重とは、酒を控え、塩分を控えることである。酒はほとんど飲まなくなっているので、たまに飲むと苦しく感じることがある。



f0086944_16210290.jpg
















体調がよくなってきたので、真冬に着用するウィンドブレーカー(写真)を注文した。今まで着ていたものは少々型くずれしつつあるし、サイズが合わないと感じていた。やはりMサイズでは少し小さい。
写真は去年のモデルだが、冬になると、どこのショップでも品切れしていた。今年のニューモデルはそれをマイナーチェンジしたものだが、旧モデルもシーズンを控えて再生産したらしい。
老人にはちと派手だが、ウォーキングやゆっくり走る分にはよさそうだ。昨今はランニングファッションも派手になり、こういうウィンドブレーカーを着るときも、タイツやショートパンツを穿くのがメーカーの希望するファッションらしい。タイツの上にインナー無しのショートパンツというスタイルはモコモコして軽快ではないが、もう颯爽と走れる年齢ではないのだから、ファッションだけは少し背伸びしてもいいだろう。


# by 130atm | 2017-09-12 16:23 | その他 | Trackback | Comments(2)
2017年 09月 11日

貼るべきか貼らざるべきか


毎週1回、県立図書館に行った帰りに、少し足をのばして、仙台市の隣、富谷市にある大型ホームセンターの中にあるスーパーで食料品を買うことにしている。
ここのスーパーの一角に、地元富谷市の農家組織「おんないん会」の直売コーナーがある。「おんないん」というのは、仙台弁で「いらしてください」という意味。地元の朝採りの野菜やその加工品が置かれている。その会のメンバーの写真も展示されていて、いかにも地産地消、身土不二というイメージをかもしている。

しかし、新鮮であることはいいとして、その野菜がどのように栽培されたものなのか、さっぱり伝わってこない。それはたぶん、家畜糞堆肥を投入し、化成肥料を施肥して、必要に応じて農薬も散布する、いわゆる慣行農法でつくられた野菜なのだろうと思う。
それは、日本のどこの直売所や道の駅でも同じことだ。仙台朝市のなかに、「無農薬」を謳った野菜を売っているところもあるが、量はほんのわずかだ。自然食品店のような特殊な店以外で、無農薬・有機農法の野菜を手にいれることは不可能に近いし、無農薬・無肥料農法の野菜を見つけるのは、さらに難しい。仮に見つかっても、宅急便で送ってもらうしかないのが、日本の現状だ。つまり、慣行農法の野菜があたりまえなのであって、無農薬や有機栽培の野菜をつくるということは、まっとうな農家のすることではないということになっているのだろうと思う。販売する野菜はそうであっても、自分たちの食べる野菜は無農薬で栽培している農家もあると聞く。

さて、わがマンション裏の菜園である。
菜園仲間の学者氏は、肥料は配合肥料を使っているという。私が「有機配合肥料ですか」と訊くと、何だか分からないという返事が返ってきた。私の知るかぎり、有機肥料を施肥している人は私以外には居ない。みんなが当たり前のように、化成肥料を使っている。堆肥にしても、買ってきて投入しているのは、たいてい牛糞堆肥である。農薬については、スミチオンやオルトランを何の躊躇もなく使っている人がいる。農薬はあまり使わないほうがいいと知っている人もいるが、レイチェル・カーソンの名前はだれも知らないのだから、農薬の怖しさを本当に知っている人はいない。しかし、これは日本ではふつうのことなのである。

私がマンション裏の菜園でつくっているベビーリーフは、3件に定期的に差し上げていた。今は収穫できないから休止しているが、再開できたら、袋にラベルを貼ってみようかと思っていた。


f0086944_09443366.png










1件はお隣で、2件は菜園仲間である。私が躊躇しているのは、このラベルが理解できるだろうかということだった。
有機栽培というのは分かるだろう。無農薬というのも分かる。たぶん分からないのは、「無化学肥料」と「動物糞堆肥不使用」だろう。差し上げている菜園仲間は2人とも牛糞堆肥を使用しているし、化成肥料も農薬も使っている。つまり、使うのはよくないとは思っていないのである。有害だといわれる硝酸態窒素も、きっと知らない。だから、ラベルの意味も分からないし、私の意図も分からない。分からないだろうから、こういうラベルを貼っても意味はない。

畑には牛糞堆肥を入れるもんだし、肥料は化成肥料を使うもんだ。虫や病気があるから農薬は使うもんだ。かつて宮城県知事を務めた浅野史郎氏は、こういう人々を「もんだの人々」と呼んだ。旧来のやり方を変えようとしない、思考停止している公務員をこう呼んだのである。「もんだの人々」はそこらじゅうにいる。私も、よく反省してみたら「もんだの人々」のひとりである。

ラベルを貼るべきか、貼らざるべきか。それが問題だ。


# by 130atm | 2017-09-11 09:50 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
2017年 09月 09日

第27回定禅寺ストリートジャズフェスティバル


f0086944_16193835.jpg

























9月9日と10日に行われる定禅寺ジャズフェスティバルに、家人と繰り出した。
この日は真夏日に近い快晴。人出も多いが、夕刻になればもっと人であふれてくる。


f0086944_16195235.jpg
























定禅寺通りのケヤキ並木の下を歩き、シンボルロードオデュッセウス像の第3ステージで、「赤羽工務店」というグループの演奏を聴いた。
パット・メセニーの曲だけの演奏だというのに、ギターパートのないクインテットだった。

聴衆には、私を含めてお年寄りが多い。ここにも高齢化の波がひしひしと押し寄せている。
立ちっぱなしで、長く聴いている根気がないので、早々に切り上げて家に帰った。


# by 130atm | 2017-09-09 16:23 | 音楽 | Trackback | Comments(2)
2017年 09月 07日

ベビーリーフの今


f0086944_08583782.jpg























長雨が終わったかに見えた8月24日に、裏菜園右枠手前にロロロッサを播種した。それがやっと間引きの時期を迎えている。
長雨の時期に収穫を予定していた左枠のベビーリーフは、ビニールトンネルを設えていたにもかかわらず、ほとんどが腐って消えてしまった。それでも少しだけ残ったものを採ってきたが、もうそれも終わり。夏場に弱いベビーリーフではあるけれど、こんなに悲惨な状態になったのは初めてのような気がする。だから、写真のベビーリーフが育つまで、収穫が途切れることになる。真冬でも日照さえ確保できればある程度の収穫はできるのに、お天道様が顔を隠してしまえば、こんな結果になるのである。



f0086944_08584316.jpg























同じ場所に数日遅れてタネ播きした、右がグリーンクリスピー、左がアイスバーグレタス。これもそろそろ間引きをする時期だ。芽の出ていないところに、間引きをした小さな苗を移植してみる。うまくいけば活着だ。アイスバーグレタスは特に夏に弱い。冷涼地向きの野菜である。こんな小さな菜園ではあるが、順調であれば我が家の食事には十分な量の収穫ができる。

以前のような長雨はもうないだろうから、ビニールトンネルはいらない。しかし、この菜園はマンションの北側のくぼ地にあるので、マンションの擁壁の影が忍び寄ってきている。そこで間をあけずに、木枠の後ろ半分にもベビーリーフを播種した。そこは10月いっぱいぐらい収穫ができると思う。完全に影に覆われると生長しなくなるから、南向きの拙庭にそろそろプランターの用意をして、冬用のタネ播きをしなくてはならない。ささやかでチマチマした作業ではあるが、忙しいことである。



# by 130atm | 2017-09-07 09:03 | 野菜 | Trackback | Comments(0)
2017年 09月 05日

やっぱりスイカ


f0086944_13511544.jpg






















マンション駐車場のフェンス下に生えてきた植物は、やはりスイカだった。
雄花ばかり咲いて雌花はやっとひとつ。ふつうは雄花を雌花につけて受粉させるが、ずっと雨だったので何もできずにいた。それがいつの間にか実がふくらんできた。虫が受粉させたのだろう。

やっと秋らしい晴天がここ数日つづいていて、気持ちがいい。
狭い場所だから、根が張ると窮屈だ。撤去するのはまだ先だから、発酵肥料でつくった液肥を薄めてたっぷりと潅注してみた。
実は日に日に大きくなってきて、今日はもう7×8センチのサイズになっている。いずれ重みでツルごと落ちるか切れるかのどちらかだから、ヒモでフェンスの網にツルを結わえ付けた。
ほかにも2つの雌花から小さな実ができているが、たぶん大きくはならないだろう。


# by 130atm | 2017-09-05 13:52 | 野菜 | Trackback | Comments(2)
2017年 08月 26日

連続降雨日数の記録更新


f0086944_10142129.jpg




















長雨で、仙台でも野菜が高騰しているという。私が毎週行く仙台朝市で、最盛期には袋入りの10本のキュウリは70円で売られていたが、今はばら売りで1本70円だとテレビで報告されていた。ほうれん草や小松菜などは3束100円で売られているときもあるから、生産状況によって極端な価格変動が起こる。
今朝も雨が降ったから、これで仙台の連続降雨日数が36日になり、昭和9年の長雨記録を更新したことになる。ここ数日は雨が降っても日照があるからいいが、それまでは日照がまったく無い状態だったので、野菜は壊滅的な被害を被っている。

わが裏菜園では2株のキュウリを植えていたが、四葉キュウリは62本、夏すずみは52本の収穫で終了した。まずまずの収穫だと思っている。しかし、キュウリはパタッと終わってしまうので、それを撤去し、HCで見つけた夏すずみのポット苗を買って、そこにまた植え付けた。以前にも時期はずれに植えたことがあったけれど、それは実をつけることなく枯れてしまったことがあった。ある程度暑さが持続すれば少しは収穫できるかもしれない。キュウリもナスも毎日採れるのが当たり前になっていると、突然採れなくなった時の喪失感が大きい。それがまた苗を植えようと思わせるのだろう。

数日前の晴れ間から、新たにベビーリーフの播種をはじめた。
生長の遅いものから先に播種していくので、早いものと遅いものは5日も差がある。一昨日にはロロロッサを、今日はスイスチャードを播種した。
今回はグリーンロメインとグリーンクリスピーが新規参入。できれば、気温が15℃~20℃ぐらいで推移してほしいものだ。気温が低ければ赤い葉の発色がよくなる。雨は降らなくても日照が十分であればいいのだが、こればかりは思惑どおりにはいかない。



f0086944_10150926.jpg

















グリーンクリスピーはサラノバレタスと言われている。根本にナイフをワンカット入れるだけですべての葉がバラバラになる、オランダ生まれの新種のレタスだという。「サラノバ」はサラダ革命(Salad innovation)から来ているというが、タネの袋には生産地がアメリカと表記されていた。サラノバレタスはオランダの種苗会社の登録商標で、栽培するには日本でもライセンスが要るらしい。私が購入したタネは「立性」となっているから、これとは別物なのだろう。


# by 130atm | 2017-08-26 10:18 | 野菜 | Trackback | Comments(2)
2017年 08月 21日

長雨も終わり?


f0086944_10582913.jpg






















裏菜園のベビーリーフ。
ビニールトンネルを設えているが、日照が1ヶ月無いのと、湿度が毎日100%近い状態がつづくと、こうなるのである。
レタスにとっては、気温は低めであるのが適温だ。できれば20~25℃程度で推移するのが望ましい。気温条件が備わっても、日照皆無(日照不足ではない)と高湿度で、播種からもう1ヶ月たつというのに、大きくならず腐ってくるのである。

ここ1ヶ月、毎日が雨。管区気象台では少しの日照を観測しているというが、私の住む地域ではお天道様はとんとお目にかかっていない。こういう年もあるのである。愚痴を言ったところでどうにもならない。喜んでいるのは雑草ばかりだ。

気分を変えようと、新たにまたベビーリーフのタネを注文した。グリーンロメインとグリーンクリスピー(立性)である。割と気に入っていたコスレタス系のリバーグリーンのタネがなくなったのでグリーンロメインを、そしてシャキシャキした食感のレタス、グリーンクリスピーだ。「立性」とは何ぞや。収穫や包装作業がしやすいというから、ピンと立っているレタスということだろう。

長雨の記録をつくったところで何の意味もない。皆が困るだけのこと。しかしこんな天気も、やがて終わりになる。気を取り直して野菜づくりに着手しよう。


# by 130atm | 2017-08-21 10:59 | 野菜 | Trackback | Comments(0)
2017年 08月 17日

戦慄の記録 インパール


f0086944_09040637.png















15日のNHKスペシャル、「戦慄の記録 インパール」を見た。
NHKは1993年にも、「責任なき戦場 ~ビルマ・インパール~」を放送している。私はそれを見たし、それを新書にしたものも読んでいる。
「戦慄の記録」の内容は、「責任なき戦場」と本質的に変わるものではない。作戦に従軍した生き残りの新たな証言と現地の取材、そしてイギリスの新資料を提示した分だけ長くなったということだろう。

私が戦史で最も興味を持ったのは、「ノモンハン事件」、「ガダルカナル作戦」、そして「インパール作戦」だった。この3つの作戦に、旧日本軍の失敗の本質が凝縮されていると思ったからである。それはおそらく、旧日本軍ばかりでなく、日本人のDNAに組み込まれていると思われる、今なお消えていない宿痾が見て取れるからだ。

それはつまり、見たいものだけを見る、聞きたいことだけを聞く、そうして異論を唱える者を排除するという悪弊と、「空気」というものに支配されやすい国民性に、ほぼ帰結させることができそうだ。それは、日本はいまだに「ムラ」社会であるからだと洞察した人もいたし、稲作文化にその起源を見る人もいる。昨今いわれるようになった「空気が読めない」という言葉も、その文化をひきずっているということだろうと思う。

その場の「空気」を読むことは、必ずしも悪いということではない。場をなごませ、場を盛り上げることもあるし、結束を強めるために必要な場合もある。しかし、私が経験してきた、会社組織の中で「空気」を読むということが、いかにマイナスの結果をもたらしたことか。それを思い出すたびに、悔恨と慚愧の念がこみ上げてくるのである。


# by 130atm | 2017-08-17 09:11 | 独断偏見録 | Trackback | Comments(2)
2017年 08月 14日

妖しい人形


f0086944_21452178.jpg
























毎年恒例の墓参りに行ってきた。
去年は秋田県の小坂町から樹海ラインを走って十和田湖に抜け、湖畔まで行かずに発荷峠から十和田湖を見渡した。湖畔には長いこと行っていないので、今年は湖畔の休屋まで行ってみた。

一時の観光ブームは去って、湖畔のホテルや旅館は廃屋となっているところが多い。そういうものにカメラを向けても、絵になるところはなかった。
ふと喫茶店のショーウィンドウを見ると、面白い人形が目に入った。思わずカメラを向けて数枚撮ってみた。

あとで調べると、七戸町にアトリエを構える創作人形作家の奈里多究星さんの人形だった。この喫茶店の二階に人形館があったのである。

この休屋に、東京のど真ん中にあるようなセレクトショップがあった。東北で活動している陶芸家、木工作家、漆職人などの作品を展示販売しているという。どれも目の飛び出る価格だったが、開店してもう29年になるというのでびっくり。この店が維持できるだけの売り上げがあるようにはどうしても見えない。あるいは趣味でやっているのかもしれない。

この日は大湯温泉のいつもの宿に1泊。小雨が降るなかを渋滞にも巻き込まれず、無事我が家へ帰った。


# by 130atm | 2017-08-14 21:46 | その他 | Trackback | Comments(2)
2017年 08月 10日

去年と今年の日本オキナグサ



梅雨があけたはずなのに、台風が去っても一向に空模様が明るくならない。湿った冷たい空気が太平洋から吹き込んでいる。毎日雨が降ってくる。


f0086944_13402741.jpg




















去年の春に播種して苗をつくり、拙庭花壇に植え付けた日本オキナグサ。
植え付けてすぐに、苗の周りに有機発酵肥料をたっぷりと仕込んだ。それが悪かった。
肥料負けして、萎れてくる苗が続出した。萎れたものを撤去して、予備の苗を植え付けた。その後も萎れてしまうものが出た。
残ったものは花壇の左(東側)に6株。右のほうにも2株残ったが、右のほうには今年新たにつくった苗を植えるべく、それを撤去した。

左側に残った苗はこの春に蕾を出し、花を咲かせたが、その時には株自体はあまり大きくなっていなかった。新しい苗を植え付ける前に、牛糞堆肥を撒き、土に浅く混ぜ込んだ。もちろん残った株の周辺にもしっかりと混ぜ込んだ。株間は30センチ。
この苗が写真のように大きくなっている。毎日雨が降っているので、キノコさえ生えてきている。今年は肥料を控えていたが、牛糞堆肥が効いたのだろうか。これはもう大株と言っていいくらいだ。



f0086944_13403708.jpg




















今年植え付けた7株の苗も、来春にはきっと花を咲かせる。そうして夏になれば、最初の写真のように旺盛に葉を茂らせることだろう。初期の施肥はごく控えめに。これが日本オキナグサを育てる要だと思う。
フェンス際の草は、ニワゼキショウ。ピンクの小さな花を咲かせる雑草だが、家人が好きなので、あえてここに植えている。手前の苗は予備のもの。どこかの苗が枯れたら、これを移植する。


# by 130atm | 2017-08-10 13:43 | 山野草 | Trackback | Comments(0)
2017年 08月 06日

ナスは天候しだい?


f0086944_11102889.jpg



















毎日弱い雨が降りつづいて、ナスの実りが遅々として進まない。
それでも今日は6個を収穫した。左3個は「真仙中長」、右は「よくなる中長ナス」。形状はよく似ているが、右のほうが長い。

菜園仲間が、テレビの「やさいの時間」という番組を見て、大学の先生の指導どおり、ナスの苗を植え付ける真下に元肥を仕込んだ。ところが、ナスはなかなか大きくならず、そのまま萎れてしまったので、ついに撤去したと話していた。数年前に、私もその先生の指南どおり直下に有機発酵肥料の元肥を仕込んだが、悲惨な結果になった経験がある。
何かのものの本に、表土近くに広がるナスの根は肥料を吸収し、直下にのびていく根は水を吸う役割があると書いてあった。以来、私はナスの苗の直下には肥料を仕込まず、表土に浅く混ぜ込むようにした。そうしたところ、ナスの株は大きく成長するようになった。

今日まで、この「真仙中長」は43個、「よくなる中長ナス」は12個を収穫している。100個取りまでの道程は長いが、おそらくそれは天気次第ではないだろうか。
キュウリはそろそろ終わり近いが、今現在、「夏すずみ」は44本、「四葉キュウリ」(おそらく神田四葉)は52本の収穫。お隣にも時々差し上げるが、毎日がキュウリ責めだ。漬け物が2種類、もろきゅう、生サラダにのせる大量のスライス。場所に余裕があるのであれば、時期をずらして植え付けたらいいのだろうと思う。


# by 130atm | 2017-08-06 11:11 | 野菜 | Trackback | Comments(0)
2017年 08月 05日

もしかしてスイカ?


f0086944_09021609.jpg




















マンション駐車場のフェンスの下に、スイカと思しき苗が生えていた。
これがスイカだったら、ちょっと面白い。今時スイカの苗をここに植えたという人はいないはずだ。
想像されるのは、何かのはずみにスイカのタネが1粒ここに落ちた。それが自然に発芽して、苗になったということ。故意にタネを落としたとは考えられない。

拙庭に、今年はシソが同じところに複数生えてきた。私がタネを播いたのではない。おそらく、上階の人がプランターにシソのタネを播いて、余ったので下にも落としてみたのではないかと想像した。
あるいは、シソのタネを食べたスズメが糞を拙庭に落とした。未消化のそのタネは、今年になって発芽した可能性も考えたが、複数生えてきたので、その可能性はないと思う。
海底火山が爆発し、溶岩が海上にあふれ出て島を形成する。そしてやがて植物が生えてくる。それは、渡り鳥が糞を落としたことによるものだろう。何か、植物のしたたかな戦略を感じ取ることができる。それにしても、このスイカは場所を間違えた。

このスイカの根のあたりには、有機肥料の液肥を潅注しておいた。そして、ツルが外にのびないよう、小さな棒で押さえている。
今から実ができたとしても、大きくすることはできない。いずれ撤去することになるだろうが、それまで様子を見ていくことにしよう。


# by 130atm | 2017-08-05 09:03 | 野菜 | Trackback | Comments(2)
2017年 08月 04日

オキナグサの定植


梅雨があけたのに、夜から弱い雨が降りつづいている。天気図を見ると、オホーツク海高気圧が列島の東側に張り出してきているので、これは冷たく湿った空気が海側から吹き込む「やませ」の現象だ。この雨雲は気象レーダーには写らない。朝にサツマイモ畑にあるコンポスターに生ゴミを入れに行ったら、3回もくしゃみが出た。肌寒いのである。


f0086944_11464327.jpg
























セルトレイのオキナグサがある程度の大きさになったので、拙庭とマンション裏の花壇に定植した。
日本オキナグサは拙庭に7株、裏花壇には14株。写真の左側、仕切りのブロックに沿って定植。余った苗は拙庭花壇の縁にならべて植えておいた。これが保険になる。
去年のタネをセルトレイで発芽させ、育苗ポットで大きくした青花西洋オキナグサは中央の列に6株。その他、黄花オキナグサを4株、白花西洋オキナグサ4株を植え付けた。

去年のタネを使ってセルトレイで育苗し、この花壇にすでに植えつけてある紫花西洋オキナグサは6株ある。残念なことに、赤花西洋オキナグサは播種の時期が遅かったせいもあって、移植できる大きさに育っていない。ここまま大きくならずダメになるかもしれないので、そのときには冷蔵してあるタネを来春早めに播種して育苗する。

50穴のセルトレイの日本オキナグサは、根がセルの下で巻いていた。抜き取ると、根が長く垂れ下がる。これだけ根が長くなると、直接地植えしたほうがいい。育苗ポットに移して育苗するのであれば、72穴のセルトレイに播種したもののほうが扱いやすいと思う。

花壇の真ん中にどっしりと生えているのは、紫花西洋オキナグサだ。特に何をしたというわけでもないのに、大株になっている。これほどにならなくても、全品種がしっかり花を咲かせてくれたら、オキナグサ花壇の完成だ。
ちなみに、株間は30センチにしているが、青花西洋オキナグサは大株になりそうなので、40センチにしている。

私のオキナグサへの傾倒は偏執的だと思う。オキナグサ花壇をつくるために、この裏花壇を整備してきた。むずかしい品種のオキナグサはさておき、ここに植えたものは、夏の暑さにも冬の寒さにも強い。山野草のなかでは、日本オキナグサはけっしてむずかしいものではない。絶滅危惧種に指定されてはいるが、本気になって殖やそうと思えば、しっかり応えてくれる山野草だと思う。


# by 130atm | 2017-08-04 11:49 | 山野草 | Trackback | Comments(0)
2017年 08月 02日

鳴門金時は元気?


f0086944_11413990.jpg
























雨がつづいているせいか、サツマイモのツルがどんどんのびている。シソも大きくなってきた。
ツル返しも頻繁に行う必要があるので、長靴を履いてツルから出た根を剥ぎ取りながらの作業だ。
肥料なんてものは与えていないのに、何とも旺盛な生命力である。

しかし、葉ばかり様という言葉もある。葉が旺盛に茂っても、いいイモができるとは限らない。
どうしたら立派なイモができるようになるのだろうと思うことがある。この場所は元々畑ではなかった。マンション西側の擁壁に接した石ころだらけの砂地である。そこをむりやり開墾してイモを植え始めたのは我々だった。マンションの陰になるから、昼までほとんど陽があたらない。土と言えるような土壌でもないし、何しろ石ころが多い。だから、できるのは石ころを取り除くことぐらいのもの。イモの出来がよくないのは当たり前だから、高望みしてはいけない。

さて、隙間なく葉が生い茂ると、その下は大きなヒキガエルの住み処になる。蛇が隠れていることは今までになかった。そしてもうそろそろ、あの恐ろしい虫が発生する。それはスズメガの幼虫だ。サツマイモの葉をバリバリと食べる幼虫も、終齢近いものは巨大で、実に恐ろしげだ。小さいヨトウムシは指でつぶせるけれど、さすがにこれを素手でつかむことはできない。去年も大きなピンセットで10匹ほどつまみ捕ったが、捕り残したものがあって、イモの収穫のときに土中から蛹が出てきた。
この巨大な幼虫を何かの容器に入れてみんなに見せてやりたいと思うのだが、嫌がられるだけだろうな。


# by 130atm | 2017-08-02 11:42 | 野菜 | Trackback | Comments(0)
2017年 07月 30日

ナスの葉の整理


今年は空梅雨かと思っていたら、ついに本格的な梅雨がはじまった。このぶんだと、今年の梅雨明け宣言はないのかもしれない。
雨がつづいても日照がないとナスの実は大きくならないということを、はからずも実感しているところだ。

ナスの葉は、旺盛に茂ったらいいというものでもないらしい。
一枝一果法を貫徹して収量を多くするためには、無駄な葉を整理して、新芽や実によく陽があたるようにしなくてはならないという。
定植してからもう1ヶ月半もたったので、ここらで葉を整理して本格的に実を生らせることにしよう。


f0086944_13584746.jpg


























鬱蒼と大きな葉が茂っていた「よくなる中長ナス」も、これですっきり。上から見ると、かなり葉を落としたつもりでも、寂しくなった感じはない。後ろのキュウリと重なって見にくくなっているが、私の身長にはまだ足りないけれど、枝がだいぶ高くなって、横から見ても大きくなっていることが分かる。これからも折々に葉を落としていくことにしよう。
真仙中長のほうも葉を整理。株は概ね大きくなったから、これからは実に養分を集中させていく。

この「よくなる中長ナス」はもう試食しているが、実の形といい、油を吸いにくい性質といい、真仙中長とよく似ている。素性は明らかでないが、この系統のナスではないかと想像している。何よりも油をあまり吸わないというのがいい。火を通すとトロトロになるのは千両二号だが、もしこの「よくなる中長ナス」が収量も食味も気に入るようであれば、来年は千両二号との2本立てで栽培する。もし今ひとつだったら、千両二号と真仙中長の2本立てか、千両二号を2本にするか、どっちかだな。



# by 130atm | 2017-07-30 14:01 | 野菜 | Trackback | Comments(0)
2017年 07月 27日

仕切り直し


f0086944_13354604.jpg




















悲惨な状態になっていたベビーリーフを撤去し、左枠手前にタネ播きをしはじめた。
撤去の収穫は、ネキリムシ(カブラヤガの幼虫)6匹、その蛹1個。そしてたくさんのヨトウムシの小さな青い幼虫。
徒長してくると、ヨトウガの卵塊も見つけがたくなる。暑くて湿っている中では作業をするのがつらいから、ついグータラを決め込んでしまう。未練を捨てて、もっと早く撤去すればよかったのに。

ビニールトンネルの後ろになっていた左奥の真仙中長も写真のとおり、かなり大きくなっている。これでも予定の大きさにはまだ足りない。こんなものでは100個取りはおぼつかない。中央の「よくなる中長ナス」はまだ目論見の半分の大きさだ。枝が横にひろがってくるので、ヒモを枝先のほうに移動させて吊り上げている。ナスという植物は、木がどれだけ大きくなるのだろう。と、ほくそ笑んでいると、必ずダメージがやってくる。

老子も言っていました。強くなりすぎたものは必ず自壊すると。だから、相手をつぶそうと思ったら、まず相手を強くしてやること。その通りのことが今、政治の世界で起こっている。政府というものは国民にウソを言うものだと言われてきたが、みんながウソだと知っているのに、ウソを言い張って恥じない政治家を目のあたりにしている。恐れ入ったことである。


# by 130atm | 2017-07-27 13:38 | 野菜 | Trackback | Comments(0)
2017年 07月 26日

セルトレイの日本オキナグサ


f0086944_11203186.jpg




















5月11日に50穴のセルトレイに2粒ずつ播種した日本オキナグサ。
2粒とも出芽したものは1つを間引いているが、発芽率がきわめてよくない。50穴のうち17穴が空き部屋だ。
このセルトレイには自分で配合した用土を入れ、表層に自製のタネ播き用土をのせ、タネを仕込んだ。右半分には表面に蝦夷砂の微粒をのせている。
この蝦夷砂をのせたほうのセルの発芽率がよい。その理由はよく分からないが、どこかで礫のあいだにタネを落としたものの発芽率がよいという記事を見たから、礫をのせてみた。野菜のタネとちがって、気むずかしいのだろう。

去年はセルトレイの苗をスリットの育苗ポットに移して大きくし、それから花壇に定植した。しかしその後の管理がまずく、消えていくものが多かった。今年はもう少し大きくしてから、直接花壇に定植しようと思う。


# by 130atm | 2017-07-26 11:21 | 山野草 | Trackback | Comments(0)
2017年 07月 25日

夏は悲惨なベビーリーフ


f0086944_11034911.jpg





















一部を収穫しはじめた裏菜園の右枠手前。
リバーグリーンの新芽が消えてきたので、さてはと思い周辺を浅く掘ってみたら、小さめのネキリムシが出てきた。カブラヤガの幼虫か。そこにタネを播きなおしたが、暑さで発芽率がよくない。ロロロッサもいくつか腐ってきた。
右端が空いているが、これはもう撤去した跡。ケールのタネを播いていたのだが、本葉が出る前からモンシロチョウが産卵し、ボロボロになっていた。この際と思い全部のケールを撤去したら、モンシロチョウも来なくなった。ハウス栽培なら知らず、露地ではどう防除したらいいのだろう。一時は悪鬼の如くモンシロチョウを捕殺してみたが、次から次へとやってくる。まるで賽の河原だ。

南東北はまだ梅雨があけていない。30℃を超えるようだと、ベビーリーフを播種しても発芽率が悪い。他所にさしあげることはできなくても、我が家の分のベビーリーフは確保したいから、老化したベビーリーフを収穫している。老化とは大きいということ。大きいとゴワゴワしてくる。大きくなるばかりでなく、トウ立ちしてくるし、徒長してくるものもある。美しかった光景が、もう夢物語だ。


# by 130atm | 2017-07-25 11:06 | 野菜 | Trackback | Comments(2)