米ぬかと牛乳でつくる乳酸菌液
2015年 02月 13日
乳酸菌液の作り方にはいくつかあるが、今は米のとぎ汁に牛乳を足してつくるのが流行しているようだ。
しかし、これは乳酸菌のパワーが弱いような気がする。発酵肥料づくりでこれを使用したが、パワー不足のせいか、醗酵の暴走を止められなかった。
私のオリジナルではないが、私は米ぬかと牛乳でつくることにした。芽がのびる前にバラの殺菌をしようと思ったからだ。
米ぬかと水を同量合わせ、広口瓶に入れてラップでフタをし、1週間ほど置く。途中米ぬかが浮いてくるが、瓶を振って混ぜ込む。臭いがするようになったら、不織布で漉す。その液50ccを広口瓶に入れ、牛乳を450cc注ぎ込んでフタをし、冷蔵庫の上などのあたたかい場所に置く。
今回は順調で、2日後には分離がはじまった。写真は仕込んでから4日目のもの。このようになったら不織布で漉し取り、500ccのペットボトルに移す。これが乳酸菌液だ。これではちょっと少ないから、塩少々と黒砂糖10gを入れ、全体で400ccぐらいになるように水(できれば天然水)を加える。乳酸菌が増殖して炭酸ガスを出すから、ボトルのキャップはゆるめておく。ガスの発生がおさまったら使用可能だ。
長く使うのであれば、1月に1回、砂糖を5gほど足していくと菌が死滅しないようだ。もちろん水を加えてもよい。
バラの殺菌には100倍程度に希釈し、展着剤を溶かし込んで噴霧する。葉が出てからは、1000倍程度に希釈しないと害が出る。
乳酸菌は殺菌作用があるから、臭いの出る生ゴミなどに噴霧するとよい。ほかにも工夫しだいで色々な用途に使えそうだ。「えひめAI」の代用になるだろう。
※ 注意
米ぬかでできた乳酸菌液に牛乳を注ぐとき、砂糖を混ぜ込むと、分離せずにヨーグルトになってしまう。