土着菌ごはんの仕込み
2017年 10月 04日
私の経験から、土壌菌を増殖させるには密閉容器に入れてはいけないことが分かっている。通気性を確保すべく、新聞紙は隙間をつくってかぶせておく。
翌日にはもう発酵が始まっていて、手を入れると温かくなっている。
2.5カップの米を硬めに炊き、冷めてきたころに寒冷紗でそっと挟んだ。このごはんにはできるだけ隙間をつくって、菌が侵入しやすいようにしたらいいと思う。
台所用の水切りカゴに寒冷紗を敷き、発酵の始まっている土着菌はんぺんを入れ、その上に寒冷紗で挟んだごはんをのせ、その上にまた土着菌はんぺんをのせて、新聞紙をかぶせておいた。
これを室内に置くのは、温度や湿度が安定しているからだ。ベランダなどに置いておくと、天気がめまぐるしく変化するから、うっかりするとカラカラに乾いていることがある。室内であれば管理が容易で、いつでも様子をチェックできる。乾燥しないように、様子を見て水を噴霧する。ごはんが土着菌で蔽われるには1週間ぐらいかかるだろうか。
そのうち「もやしもん」のように、カゴと新聞紙の隙間からいろんな土壌微生物が浮遊してきて、部屋の空間がその菌に占拠される様子をイメージしている。