こんなに肥料を?
2018年 01月 09日
一昨年も去年も、バラは絶不調だった。うどん粉病には罹らなかったが、薬剤を噴霧していないので黒点病が蔓延し、これが毎年出るようになった。枝葉は繁茂せず、花も貧相だった。
ろくに肥料もやっていなかったから、バラがすねているのだろうと想像した。
芽が動きだす時期に施肥するのがふつうだが、今年はいちばん寒い時期に施肥してやろうと思い立った。赤い芽が出ているということは、少しは根の活性もあるにちがいない。
黒土に同量のペレットの有機肥料を混ぜ込み、希釈した竹酢液と土着菌培養液をたっぷり注いで混ぜた。しばらくすると、泥濘状だったものが固まってくる。ペレットが水分を吸収してしまうからだ。
それをバラの鉢の表面に分厚く敷き、また同じ液をかけておいた。これで肥料が足りないということはない。むしろ、こんなに施肥して大丈夫かというくらいだ。(写真はマルチを取った状態)
黒点病はどうするのか。
冬になった最初のうちは50倍希釈の竹酢液を数回噴霧して殺菌したが、今は竹酢液と土着菌培養液を300倍に希釈して展着剤を加え、噴霧している。できれば1週間に1回は噴霧していきたい。
これで黒点病は抑えられるのだろうか。以前には石灰硫黄合剤を塗っていたが、気休めにしかならなかった。薬剤を噴霧すると、初期には効果があっても、蔓延してからでは効かないという。黒点病は蔓延したが、なぜかうどんこ病は出なくなった。何か相関関係があるのだろうか。
病気は、株が弱っているから発生するという。強健になれば病気は出にくい。そのためには、たっぷりの有機肥料、根を活性化する竹酢液、そして土壌微生物の培養液を与えることしかできない。
去年はメネデールのバラ用液肥を潅注したが、これだけでは効果が不十分だった。今年はアルゴフラッシュを使ってみる。本格的に葉が展開するようになれば、竹酢液と土着菌培養液を500倍に希釈して、週1回は噴霧していくつもり。これで効果がなければ、お手上げだ。
こちらは冬タイヤにしていても、大きな道路はすぐ雪が消えてしまいます。
今朝は最低気温がマイナス4℃でしたから、この冬一番の寒さ。
寒くても雪が積らないだけ楽です。
バラの施肥で、心持ち赤い芽が膨らんできたような気がしています。