東北大学植物園

昭和の日。
何の予定もなかったのですが、天気がいいので、家人につい言ってしまいました。
「今日は何か予定ある?」
家人の仕事は少し残っていましたが、どこかへ行こうということになりました。即座に家人の口から出たのが、東北大学植物園はどうか、というのでした。
前から行こうと思いつつ、なかなかきっかけがありませんでしたので、これは渡りに舟。

着いたのが9時半過ぎ。園の入り口になる建物に入ってチケットを買い、受付のおじさんに言いました。
「こんないい天気なのに、誰も来てませんね」
もっとたくさんの人が来ているのかと思いましたが、私たちだけのようです。

植物園は青葉山と呼ばれる丘陵地です。このコースは、低山ハイキングのようです。
道端にはスミレ。そしてアオキがどこまで行っても生えています。もうカタクリは終わっていて、シャガもそろそろ終わり。

あまり撮るものもないまま出口近くまで来ると、小さな沢があり、その周辺は湿地になっていました。
そこには少しばかり山野草が花を咲かせています。

東北大学植物園_f0086944_22475928.jpgハタザオの仲間でしょうか。
咲きはじめたばかりで、たくさん見られます。


東北大学植物園_f0086944_22482663.jpgムラサキケマン。
ごく普通に見られる山野草のようですが、私ははじめて見ました。


東北大学植物園_f0086944_22484266.jpgスミレのような、スミレでないような。
大きな葉の割に小さな花で、うつむいています。これが群生していて、スミレサイシンと名札にありましたが、これは別物です。


東北大学植物園_f0086944_2249677.jpg言わずと知れたネコノメソウ。


東北大学植物園_f0086944_22492217.jpgロックガーデンの中にあったイカリソウ。
イカリソウにはたくさんの種類がありますが、白っぽいものにも幾種類かがあって、私には同定できません。


東北大学植物園_f0086944_22494286.jpgこれもロックガーデンにあった絶滅危惧種のオキナグサ。
たくさん植えられていましたが、悪くない風景です。

湿地の中に、巨大なミズバショウがありました。北海道では2メートルにもなるようです。しかしこれは撮影意欲をそそるものではありませんでした。
こうした野外で撮る山野草は、どうしても条件が悪くなりますので、メモ写真になります。画質も高望みしてはいけません。それでも三脚は必携。
ちょうど昼になりましたので、ここで昼食ということに。いつの間にか、来園者も増えてきました。

ここは、植物園として初めて天然記念物に指定されています。
入園料金は220円。年間パスポートは1000円です。高速道路を走ってどこかの観光地に行くより、よほど気が利いています。
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by 130atm | 2009-04-29 22:49 | 山野草 | Comments(0)

民草のつぶやき


by 一拙
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