雨上がりに
2010年 05月 20日
やっと食べられる大きさになってきたベビーリーフです。播種してからちょうど1ヶ月。昨日から今日にかけてじゅうぶんに雨が降りましたので、いちだんと大きくなったような気がします。
最初に出た本葉にはポツポツとした点状の食痕が葉にたくさんあって、美しくありません。それはアブラナ科のもので、レタス系のものにはほとんどありません。それでも新葉が大きくなってくると、食害が少なくなったように思います。出はじめの葉がおいしいのでしょうか。
私の持っている自然農薬は、ニンニク竹酢液と焼酎漬けトウガラシ液、そしてドクダミ竹酢液だけですから、これらはアブラムシ避けにはなっても、食痕をのこす羽虫類にはまったく効きません。かといって、オルトランなどの農薬を使うつもりはなし。でも食痕は毒ではありませんから、自家消費には問題なし。
ベビーリーフは2枠12列に植えつけていますから、自家消費だけでは生長に追いつきません。ということで、差し上げられるように、野菜用の鮮度保持フィルム袋を買い、それに貼り付けるラベルも作成しました。「無農薬 有機栽培」という謳い文句です。
「無農薬」というのは、「完全無農薬」ではありません。土に入れたミックス堆肥や米ぬかには、それなりに農薬や抗生物質は残留していることでしょう。そこは目をつぶってもらっての「無農薬」ということで。
気になるのがナスの育ちです。小人の悲しさで、どうしてもほかの仲間のものが気になります。となりの芝生は青いというように、どうも私のナスは生長が遅いように思うのです。
だれそれのナスに花が咲いたのを見ると軽い嫉妬心さえ芽生え、丈が高くなったのを見ると、あれは徒長だと見なしてしまいます。仲間はみんな化成肥料をほどこしていますが、私は自家製の発酵肥料。すぐに効き目はあらわれませんが、秘密の資材がいろいろあるので、トンデモ本にあるような育ち方をしてくれないものかと、ひそかに夢想しているところです。
雨上がりに菜園の防草シートをめくると、たくさんのフトミミズがいます。少し大きくなってきたようです。米ぬかを撒いて土ごと発酵を目論見ましたが、うまくいっていません。
こんな写真を撮るつもりはありませんでしたが、何度もめくってみて、撮ろうという気持ちになったときには、だいぶ姿を消してしまいました。こんど撮るときには、撮る準備をしてからめくることにします。