蝴蝶の夢

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2010年 10月 13日

土ごと発酵

マンション裏の、最後の開拓エリア。
もともと笹が生えていて、ネズミの巣さえ見つかった場所でした。私はここをどうにかするのは無理と思い、残渣置き場にしようと提案していました。ところが、世話人のひとりが大きな石を積んで石垣をつくり、反対側に丸太を置いたのです。こうなるともう手をつけないではいられなくなりました。まさに議論より実行といったところ。そこでここにツルハシを入れ、笹の根茎を剪定ばさみで断ち切り、アスファルト片やガラスのかけら、そしてざっと石を除きました。嵩はだいぶ減って、残ったのは砂と粘土の混じった土でした。ダニもトビムシも見あたらない痩せた土です。

こんな場所でもこの夏の猛暑で背の高い雑草が生い茂り、菜園仲間たちが苦労して撤去したのですが、更地になったのもつかの間、スベリヒユがまるで一面にタネを播いたかのように生えてきたのでした。
スベリヒユは山形では「ひょう」といって食用にしてきましたが、他県のものにはどうも抵抗があって、これはやはりただの雑草なのです。私は全面に鍬を入れてひっくり返し、大きなものは撤去しておきました。これだけでも雑草の繁茂が阻止できるのです。
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この場所の半分ほどを私が花壇として使わせてもらうことにしていましたので、まずは小さな雑草も取り除き、細かい石を除去して少なくなった土を中ほどに寄せ集め、畝をつくりました。長さは5メートルほどでしょうか。これではまだ土の量が少ないので、ここにバーク堆肥を4袋も投入。十分混ぜ込んでから土着菌培養液を薄めて散布し、多すぎるくらいの米ぬかを振りまきました。そこを防草シートでマルチング。まずは土ごと発酵をさせて、土中の微生物をふやそうというねらいです。
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1週間が経過。米ぬかが真っ白い菌でおおわれると思っていたら、いろんな色の菌が発生してコロニーができています。土着菌培養液を撒いたせいでしょうか、うまく醸されてきたようです。そして、いつの間にかハサミムシやたくさんのダニ類、そしてトビムシが這いまわっています。自分の菜園から土を持ってくるまでもなく、もう自然発生的にふえていたのですね。初期発酵としてはまずまずの結果で、小動物の繁殖もこれなら期待できます。
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厚く撒いた米ぬかの表面が菌糸で覆われています。左下のほうにササラダニが確認できます。このダニは這いまわっているというより走りまわっていて、いっときもじっとしていません。
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小バエの蛆をくわえている小さなアリ。米ぬかの表面がこんなに変化しています。小動物の生態系ができつつある光景ですが、畝の側面はそのままにして、平らな表面は土に混ぜ込んでしまいます。
ここに苦土石灰、カキガラ石灰、そしてハイグリーンを撒いて中ほどまで耕しておき、発芽しないと不評の西洋オダマキとオキナグサを植えつける予定。

肝心の日本オキナグサは育苗ポットではあまり大きくなっていませんし、西洋オキナグサもなかなか育っていません。植え替えを嫌う山野草なのかもしれませんが、もし失敗したら、来年は育苗ポットに直接播種し、再度試行したいと思います。

by 130atm | 2010-10-13 14:16 | 発酵・微生物 | Trackback | Comments(3)
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Commented by sakae at 2010-10-14 04:53 x
この場合のカリグリーンは肥料として使うのですか?
Commented by 一拙 at 2010-10-14 08:46 x
微量要素の肥料ということで。
砂と粘土がほとんどの土でしたので、できるだけそうした肥料分が必要だろうと思っただけです。
カニガラも撒こうかな。
Commented by 一拙 at 2010-10-17 21:40 x
訂正です。
カリグリーンではなく、ハイグリーンでした。
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