バラの新芽

昨日までの3日間は、時ならぬ雪と風が吹き荒れた。この冬を見るかぎり、地球は寒冷化に向かっているという説もあながち荒唐無稽ではないような気がする。中国の殷の時代には、揚子江あたりは蛮族の住む亜熱帯のジャングルだったようだ。

バラの新芽_f0086944_15533749.jpg去年11月に買ったヘリテージ(小さな写真)はすでに赤い芽がついていたが、12月に買ったセプタードアイル(大きな写真)は枝がまったくの裸であった。3月になっても芽はどこからも現れなかった。枝はまだ緑だから、枯れたわけでもないようだった。
やっと赤いものが見えたのは20日を過ぎてからである。何も知らないバラを始めたばかりの素人には、これがとても不安であった。
枝にたくさんの赤い芽がついているが、やはり芽欠きをすべきなのか。芽欠きをするとすれば、1つの枝に何個ほど残したらいいのか。あるいは枝をもっと短く剪定したほうがいいのか。どなたか教えてください。

芽出し肥というらしいが、もうそろそろ肥料をやってもいい時期だろうか。自家製のボカシだから、施肥してもすぐに効いてくるということはない。有機肥料は緩効性ということになっているから、暖かくなるにつれてボチボチと葉が展開してくれればいい。もう蕾のふくらんでいる地方もあるというが、こちらのバラにはこちらのバラの時の流れがある。
ということで、鉢に埋めてあるフィルムケースを慎重に抜いて、そこにボカシを入れた。その土着菌ボカシにはフトミミズの糞菌ボカシも少し混ぜ込んである。糞菌ボカシには放線菌が多いと私は見ている。それを混ぜるのがいいのかどうかは私にも分からない。いいような気がするだけ。






バラの新芽_f0086944_1557940.jpg日本ばら園から届いた小さな苗は、寒さにめげず少しずつ葉を展開しつつある。こちらのほうに施肥するのはもうしばらくあとにしてみよう。
Commented by kimi at 2006-04-02 16:24 x
イングリッシュローズの含まれる「シュラブローズ」という系統は
本によっては芽かきの必要はないと書いてあります
でも、今回バラの特徴に詳しい方に尋ねてみたら
シュラブローズをツルバラのように大きくせず
普通の木バラのような形でたくさんの花をつけさせるためには
『つまようじよりも太く、鉛筆よりも細い芽を残す』のが良いと教わりました

通常でしたら、太い芽=花つきがいいと考えてしまうのですが
これはハイブリットティーローズの場合で
シュラブローズは全く違うものとして考えなくてはならないようです

この辺のことはわたしもまだやっと理解し始めたばかりで
人に教えるところまでは到底至っていないのですけど
とりあえず教わったことだけお知らせします
Commented by kimi at 2006-04-02 16:25 x
あと、一本の枝に何個の芽が妥当かは
ハイブリッドティーの場合は2~3個といわれますけど
シュラブローズは特に目安はないようです
枝数が多いほど花数も多くなるので
この辺はそれぞれ自分のバラを観察しながら選択するしかないかなと・・・

それで、花つきを良くするためには当然肥料が関係してくるわけですが
イングリッシュローズはかなり肥料を必要とするとの見解もあります
(特にリン酸が必要)
それが自家製肥料でどの程度補えているのかは
わたしとしても毎年気になるところで
まあ、途中でいつも化成肥料を足したりしていますから
結局よくわからないままです。。
Commented by kimi at 2006-04-02 16:26 x
それでも、新しい苗を買って次の春はたいてい良く花が咲くものですから
たちまち春はOKだと思いますよ
問題はその後の生長です
それまでナーサリーでお世話されていた時の肥料の貯金が切れた時
その先をどう補ってやるかなんですよね
わたしもそうですが、ここで多くの人がバラを弱らせてしまう
そして、いったん弱ったバラを復活させるのはかなり難しいです

ただ、ヘリテージやセプタードアイルはかなりの強健種ですから
多少のことで再起不能になることはないと思います
特にヘリテージはわたしもいつも挿し木しては実験株に使用していますから
一拙さんの実験にも適していると思います

これからの経過を楽しみにしておりますよ~
Commented by 一拙 at 2006-04-02 17:34 x
kimiさん
詳しいご教示をありがとうございます。
混み合ったところだけ芽欠きをして、芽を伸ばしてみようと思います。
最初から完璧にはいかないでしょうから、何でも経験。

自家製ボカシばかりでなく、バットグアノなども施肥してリン酸の補充をしてみます。
またご指導、よろしくお願いします。
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by 130atm | 2006-04-01 15:55 | バラ | Comments(4)

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by 一拙
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