被災19日目

灯油が手に入ったので、少しは温かくと思い、設定温度を1℃上げて石油ストーブに点火しました。今朝の室温は14℃です。今までは17℃にしていましたが、放っておくと20℃まで上がってしまいます。
朝食を終えると、もう十分温かいような気がしました。室温は17℃まで上がっています。そこで思わずストーブを消してしまいました。寒さに慣れてしまったということなのでしょうか。このごろは、室温が15℃もあれば暖房など必要ないのではないかと思うようになってきました。私の部屋は13℃くらいですが、下半身に毛布を巻くと寒さが気になりません。

食が足りていれば、少々の寒さもしのぐことができるのでしょうが、避難所の人々はとても食が足りているとは思われません。石油ストーブも足りないということですから、その寒さはいかばかりでしょう。それでもしだいに物資は届くようになっているようです。中には物資が有り余っているところもあるようですが、津波の被災地は商店もありませんから、自宅に居る人たちはどうやって物資を調達しているのでしょうか。
沿岸部の被災地の惨状は、目を覆うほどひどいものです。家を失ったばかりか、かけがいのない家族を失った悲しさはいかばかりでしょう。感情移入をしやすいたちなので、そういう写真を見てしまうと、こみ上げてくるものが抑えられなくなります。沿岸から遠く離れた場所に住んでいたおかげでその悲劇に見舞われることなく、ぬくぬくと安穏な生活ができているということに、いくばくかの後ろめたさを感じないわけにはいきません。

今日の夕刻には月1回の歯科診療に行きました。近所にあるこの歯科には熱帯魚の水槽があるのですが、地震で割れてしまているのではないかと心配していました。
聞けば、割れはしなかったが水がこぼれてしまったといいます。同時に停電しましたから、水温が保てず、熱帯魚はほとんど死んでしまったそうです。すると、仙台大観音の下のペットショップの熱帯魚は、あらかた死んでしまったのでしょうか。ここは3月に移転することになっていましたが、移転先も事情は同じこと。短時間ならいざ知らず、数日に及ぶ停電は、思いも寄らないところにダメージを与えていたのでしょう。

昨日はやや風があったものの、10℃を超える暖かさになりました。
やっと落ち着きを取り戻しはじめましたので、バラに液肥をやり、カニガラの臭いが消えない発酵肥料を撒きました。そしてもう古くなった不織布ライナーのマルチは処分してしまっていましたので、新しく切ったマルチを鉢にのせました。
今朝になって、洗濯物を干していた家人が、また臭ってると言います。不織布ライナーが足りなくて、マルチをしていない鉢は2つありますが、そのせいだけではないようです。そこで、作り置きをしている「えひめAI」を3倍希釈にして肥料に噴霧しました。気休めかもしれませんが、やらないよりはやったほうが、少しは効果があるのではないかと思います。

今日は13℃を超えました。今日はマンション管理規約使用細則の最終打合せをしていましたが、花粉症の症状がひどいので、家に戻って薬を服用しました。東寄りの風だといいのですが、西寄りの風だと症状がひどくなるのです。
震災で予定より延びましたが、これで使用細則の詰めがついに終了しました。去年は給排水管リニューアル工事で会議が増え、それが終わると今度は細則の作成で何度も打合せ会議がもたれました。今はもう震災の後処理も一応終わり、一段落といったところです。しかしこの先は建物のクラック(亀裂)の補修打合せ会議が何度もあるでしょうから、のんびりできそうもありません。

拙庭のイワウチワがピンクの花弁をのぞかせています。昨日気づいたのですが、ヤマエンゴサクの芽も1つだけ出ています。鉢植えの日本オキナグサは3つ目の蕾を出してきました。去年播種したものでも、肥培すればこうなるようです。
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by 130atm | 2011-03-29 21:36 | その他 | Comments(0)

民草のつぶやき


by 一拙
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