蝴蝶の夢

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2006年 04月 07日

フトミミズ糞菌ボカシ その1

4月になったが、相変わらず寒い日がつづいている。そして今年はいつになく強風の吹き荒れる日が多く、バラの小さな苗を何回も避難させた。この分では桜の開花も予想日から遅れそうである。

f0086944_20292552.jpg予定通り、4月1日にフトミミズの糞菌ボカシを仕込んだ(写真左)。
材料は、米ぬか1キロ、水250㏄、糖蜜少々、フトミミズの糞1リットル。

ボカシづくりには必ず土着菌培養液を入れるのだが、今回は純粋にフトミミズの糞の中の微生物だけで発酵させる。米ぬかにはもちろん乳酸菌が含まれている。
糖蜜を入れたのは発酵しやすいようにという考えからだが、入れなくていいのかもしれない。前回は仕込んで12時間後には発酵熱が発生したので、糖蜜を入れたのがよかったのではないかと思ったのである。

1年分は十分にあると思っていたフトミミズの糞であるが、バラばかりでなくほかの植物の鉢土にも使っていたら、残り少なくなってしまった。採取場所にはまだ雪が残っているから、節約しなくてはならない。

4月1日に仕込んでから天候が思わしくなく、夜は相変わらず冷え込んでいる。
仕込んでから4日後(4月5日)に様子を見ると、米ぬかはまだしっとりとしているが、糞が乾燥して白っぽくなっている。糞が乾燥すると微生物の活動は鈍くなる。初めから糞には十分に水を含ませてから仕込むべきだったと反省。
そこで新しい糞を少し用意し、水で十分に湿らせてからボカシの中に入れて全体を切り返した。寒くてもボカシの表面は乾いてくるから、少しだけ散水して、そのまま室内に移した。室温は常時13℃前後。

室内に入れた翌朝(5日後)にはもう甘酸っぱい匂いが漂い始めた。ボカシの温度は44℃。水分が蒸散して容器は汗をかいている。

バルコニーに置いても今の時期には発酵はすぐには始まらないようだ。一時は失敗かとも思ったが、微生物たちは裏切らなかった。条件さえ整えば、必ず発酵してくれるということだ。

6日後(4月7日)の朝には55℃になった。ボカシの表面には白い麹菌のコロニーができている(写真下)。
その夜には56℃になり、匂いは早くもアミノ酸の香ばしいものに替わった。ボカシの温度が高いので、菌のバトンタッチが早くなったのだろう。
f0086944_2030635.jpg

yukikoさんのサイト「庭造りの愉しみ」で、庭土で発酵肥料をつくる試みが紹介された。素晴らしい着想だと思った。土ごと発酵を実践されている彼女ならではのアイデアである。
それならば、フトミミズの糞でも発酵させることができるのではないか。私はすぐにそう連想した。
彼女が「庭土で米ぬか発酵」を思いつかなかったら、私も「フトミミズの糞で米ぬか発酵」は思いつかなかったかもしれない。
知られているように、フトミミズの糞はたくさんの土壌微生物の棲み処になっている。これが米ぬかを発酵させる力を持っていることは私の実験で明らかになった。しかし、土着菌はんぺんなどを使った発酵肥料とは多少ちがう菌相になると考えている。
これから、発酵の経過を追っていきたいと思う。


発酵経過

4月1日 仕込み
 5日後 朝44℃ 夜44℃  甘酸っぱい匂い    室温13℃  
 6日後 朝55℃ 夜56℃  夜には香ばしい匂い  

by 130atm | 2006-04-07 20:32 | 発酵・微生物 | Trackback | Comments(0)
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