自家不和合性
2012年 04月 27日
ほかの株の花からヒメギフチョウや蜂の仲間が花粉を媒介して、めでたく受粉ができるのですが、タネにはエライオソーム(種枕)というアリの好むゼリー状のものが付着しているので、アリがその種を運んで生育場所を拡大していくというのです。
私が購入したものは球根が1個だけのものでしたから、ずっと1株のままだろうと思っていたら、球根が分球して、3株になりました。分球したものは無理に分けないほうがいいというので、そのままにしておいたら、少し距離をあけて芽が出てきました。
これは分球した球根が移動したのではなく、横のほうに芽をのばしたのだろうと思われます。
去年はいくつか花穂をのばして花を咲かせましたが、今年は親の球根からひとつだけまともな花穂が出て花を咲かせました。
来年にはおそらくそれぞれからちゃんとした花穂が出て花を咲かせるのだろうと思いますが、今の時期は花粉を媒介する蜂も蝶も見あたりません。仮に受粉がうまくできたとしても、分球したものは自家不和合性にはならないのでしょうか。
今日のチャイナブルーです。ふつうに撮るならば、これぐらい離れて撮るのでしょう。
ツインの花穂。