自分流バラ用土のシャリファアスマ

基本用土をあえて無視して自分流のバラ用土をつくり、今年からバラを始めましたが、冬から早春にかけて購入した大苗3株のうち、シャリファアスマが最も早く蕾をつけました。

自分流バラ用土のシャリファアスマ_f0086944_104164.jpg鉢は8号。肥料には土着菌ボカシを4ヵ所に仕込み、鉢土表面に草木灰とバットグアノを撒いた程度で、病害虫の薬剤も生薬も使っていません。灌水には土着菌培養液を希釈したものに時々竹酢液を加えたり、魚アミノ酸液を足したりしています。

今年の春は寒かったものの、基本用土の赤玉土、腐葉土、そして牛糞堆肥や馬糞堆肥は使わなくとも、この程度の生長を見せてくれました。何よりも通気性と排水性に優れていることが特徴の自分流のバラ用土です。この物理特性を確保したうえで肥料を施すのが常道です。
シャリファアスマにはチュウレンジバチが産卵していましたが、運よく見つけて捕殺しました。ゾウムシも見つけましたが、被害はありませんでした。この虫にはまだ蕾のはっきりしないセプタードアイルやミニバラのほうが被害を受けました。アブラムシも発生しましたが、ヒラタアブの幼虫が活躍してくれました。
うどんこ病も発生しましたが、乳酸菌と黒砂糖水に展着剤を少し加えて押さえ込んでいます。この市販の展着剤の功罪については知りませんが、数年前に買っていたものなので使ってみました。これがないと葉が液をはじいてしまいます。
バラゾウムシの被害は最も深刻ですが、ニームオイルなども使わずに今年はまず様子を見ることにします。



自分流バラ用土のシャリファアスマ_f0086944_105363.jpg枝葉のバランスがよくありませんが、この生長ぶりはまあまあなのか、それともいまひとつなのか、判断できません。たくさんのバラのサイトを見ていますが、花のクローズアップばかりで株全体の写真はほとんど出てきませんから、気にすることはないと思いつつも、気になります。
左の写真は今年3月18日に撮ったもの。

出典は忘れましたが、中国古代の三皇五帝のひとりである神農は、「苗のことは苗にきけ」と言って農耕を指導したと言われています。しかしいくらバラをよく観察していても、知識がなければ適切な対応ができません。園芸本を見ると、化成肥料や化学薬品を使用しなければバラはまともに育たないように書かれています。オーガニックだけではうまく育たない品種もあるということですが、本当でしょうか。
私も冬には石灰硫黄合剤を使いましが、それだけにしたいと思います。というのは、ずぼらでものぐさな性格上、あの殺菌剤、この生薬、などと面倒なことは苦手。お金もかかるし。ですから、皆さんのサイトやブログを参考にしながら、できるだけ手抜きでやっていく方針を堅持したいと思っています。
ところで、石灰硫黄合剤は展着剤を加用するというのを最近知りました。容器の「効果・薬害等の注意」を見ると確かにそう書いてあります。そんな小さな文字の説明書きなど、私のようなずぼらな人間は注意して見ていないのでした!
Commented by saki at 2006-05-24 21:00 x
上のシャリファ アスマはすごい数の蕾がつきましたね!
私はこれを育てて3,4年になりますが、こんなに蕾がついたことはありません!
もっとも置き場も陽当たりがあまり良くないのですけれどね。

下の株はセプタードアイルですか?
なんだか、イングリッシュローズって良く分からないんですよね・・・
同じ品種でもけっこうばらつきがあって、最初は良くてもだんだん
尻すぼみになるのもあれば、最初の苗の力によって、その後の生育が左右されるものもありますし。そうかと言えば、バラ園などではすごく立派に茂っているものもあるし・・・ゥ〜ん、悩ましいです。

>「苗のことは苗にきけ」
また明日聞いてみますわ〜!
Commented by 一拙 at 2006-05-25 20:15 x
バラ1年生の私は、蕾の数が多いのか普通なのか少ないのか、さっぱり分かりません。^^;
大小の蕾を数えてみたら28個ありました。この異常気象ですから、蕾が全部咲いてくれるかどうか...。
下の小さな写真は同じシャリファアスマです。ショップから買って間もないころに撮ったものです。生長の度合いを比較するために添えてみました。^^;
自分流バラ用土は水切れが早くて、天気のいい日は朝晩の灌水が必要です。
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by 130atm | 2006-05-20 10:06 | バラ | Comments(2)

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by 一拙
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