蝴蝶の夢

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2015年 09月 24日

土着菌採取 2015


土壌微生物の塊、土着菌はんぺんを前回採取してきたのは、あの大震災の年の秋、2011年の10月だった。
それを元にして土着菌培養液を作って活用してきたが、それがついに底をついた。つまり、4年間保っていたわけである。土着菌の繁殖したごはんを黒砂糖で培養し、漉した液に同量の黒砂糖を溶かし込むと、土着菌は休眠する。それが4年間保ったということ。

船形山の登山口から1時間ほど登ったあたり。広葉樹の巨木の周囲には笹がまばらに生えている。4年前もここで土着菌はんぺんを採取している。その巨木の周辺をコテでこそげながらそれをさがしてみたが、広がった白い菌の塊は見つけることができなかった。


Soil Microbes
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地面に貼りついた落葉を裏返したら、白い菌がのびている。びっしりではないが、この程度の土着菌なら、それほど苦労しなくても見つけることができる。


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別の場所でさがしていたら、腐りかけた木の根に白い菌が貼りついていた。これは、形状からして、落葉の裏に広がった菌と同じように見える。


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2枚目の写真の近くで見つけたもの。これも落葉を裏返している。

土着菌の塊は、上から見ていると見つかるというものではない。地面に貼りついた落葉をあちこちこそげていくうちに見つかるものだ。3枚の写真の菌はどれも同じように見えるが、見えるものだけが土着菌なのではない。地面に貼りついた落葉の下には、樹木の細根と、ほとんど分解している落葉があって、菌らしいものが見えなくても、その中にはさまざまな土着菌が棲息しているのである。それは、この腐葉土の中にごはんを仕込んでいると、黄色や黒や赤や緑などの菌が顕れてくるからだ。黒や赤の菌は嫌気性の菌だといわれるが、空気によく触れている土壌の表面をこそげ取ってきたものだから、あまり気にすることはないと思っている。

土嚢袋に十分すぎるほどの腐葉土を採取してきたが、ごはんを仕込むにあたっては、2通りの仕込み方をすることにした。
ひとつは、この腐葉土の中に、寒冷紗ではさんだごはんをそのまま埋めるという方法。もうひとつは、腐葉土を少し湿らせて米ぬかを小量まぶし、その中にごはんを仕込むという方法である。これは4年前にもやった方法で、米ぬかをエサにして、菌糸がびっしりと繁殖した。
ごはんの仕込み方がちがえば、ごはんに繁殖する菌の種類も少しちがってくるのではないか。その比較をしてみようと思ったのである。結果がどうであれ、両方を一緒にして小さな甕に入れ、黒砂糖と小量の天然水で醗酵させる。

4年ぶりの土着菌培養液づくりだが、落葉堆肥をつくる上でもこの土着菌培養液は活躍してくれるし、上手に活用すれば、おいしい野菜もつくることができる。私は十分に活用してきたとは言えないが、来年からはまめに活用していこうと思っている。

by 130atm | 2015-09-24 21:40 | 発酵・微生物 | Trackback | Comments(6)
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Commented by warabe at 2015-09-25 15:40 x
4年ぶりの培養ですか。ご飯の違いを是非・・・。期待しています。
あの臭いが懐かしいです。私はAiのみです。
Commented by 一拙 at 2015-09-25 20:43 x
今日ごはんを仕込みました。
うるち米を蒸したのですが、ご飯粒が硬くて、うまくいくかどうか、不安です。
失敗したらまたやり直せばいいのですが。
Commented by tmaichi at 2015-09-27 14:39
四年前とお山の環境も変わってきているでしょうかね?
うちの隣が神社で数年間隔で植物の活動が違うのは地脈のせいかなって。
植物が育つときは来客万来だし育たないときは商売も苦しい。
偶然かな?
Commented by 一拙 at 2015-09-27 15:39 x
tmaichiさん
山の環境が変わることは、あり得ることですね。
気候の影響もあるでしょう。年々温暖化してきていますから。
4年前は10月に採取してきましたから、季節によって土着菌の繁茂もちがうようです。
もう少し待って、1ヶ月後であれば、もっとはんぺんが見つけられたのかも知れません。
Commented at 2015-09-30 12:54 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 一拙 at 2015-10-03 10:27 x
sakaeさん、
最初からそうだろうと思っていました。^^
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