推奨は128穴
2015年 10月 24日
今年のオキナグサの育苗は失敗だった。それは、欲を出して200穴のセルトレイに播種したからだ。
200穴は最小のサイズ。たくさんの苗をつくることができる。これが落とし穴。ここで発芽した苗は、いじけてしまって、ポットに移植しても、プランターに移植しても大きくならなかった。野菜の苗には、これで問題なく育つものがある。
幸いにオキナグサの親株は健在なので、来年はしっかりタネ採りをして、128穴のセルトレイに播種しようと思っている。拙庭花壇には青花西洋オキナグサと日本オキナグサを2列にして植えていたが、日本オキナグサは西洋オキナグサに負けてしまって、消えていった。だから来年の花壇は日本オキナグサだけにして、その他の種類はマンション裏の花壇に植えつけようと思っている。オキナグサ花壇は、私の夢である。
春菊は128穴のセルトレイに播種したが、これと一緒にレタスも播種してみた。
少し大きくなったレタスの苗は、ふつうの育苗ポットに移して育苗したが、これは順調に大きくなった。その前に200穴に播種した苗もあるが、これはポットに移しても、いじけたままだった。
ポット苗で大きくなっても、その後のことは考えていなかった。捨てるのももったいないので、3株のアイスバーグレタスは裏花壇の空いている場所に定植した。日本オキナグサを育苗したプランターが空いたので、用土を入れ換えて、残りのアイスバーグレタス1株とロロロッサ3株を定植した。大きくしようという魂胆である。
大きくなってきたら、この65センチのプランターでは4株はきつくなった。3株にしておけばよかった。ここにはリンカリ肥料とボカシコンブを用土に浅く鋤き込んでいる。そして、土着菌培養液を数回潅注している。拙庭なので、日照はよい。そろそろ有機肥料を施肥していいころだ。
レタスを大きくしてどうするのか。玉になったレタスは食べるしかない。大株になったリーフレタスも食べるしかない。小さな葉のベビーリーフとちがって、食べ応えはあるだろう。
しかし、食べることばかりが楽しみなのではない。日に日に大きくなっていくのを見る楽しみのほうが大きい。手塩にかけて育てていくのはどうして楽しいのか。それは、生命の伸長という、根源的なよろこびがあるからだろうと思っている。