追いつかない収穫
2016年 06月 12日
3月末に最初に播種したベビーリーフを撤去した。初収穫は5月8日だから、ほぼ1ヶ月間収穫していたことになる。長いあいだ収穫しているような気がしていたが、播種から収穫までの期間が長かったのだ。欲を張らず、4月になってから播種しても同じことだったのである。
撤去してから土を掘り起こし、空気にさらしたが、フトミミズの数の意外な多さにビックリ。ひところほどではないにしても、かなり回復している。気をつけて掘り起こしたのだが、何匹もブツ切りにしてしまった。フトミミズを捕食するオオミスジコウガイビルは土中に3匹いた。
土はフトミミズの糞塊でかなり団粒状になっている。土の固まりを砕くと、ポロポロの土になる。ベビーリーフが施肥せずとも旺盛な生長をしたのは、このフトミミズの貢献も大きかったにちがいない。
葉が繁茂しすぎると、ヨトウムシの駆除がむずかしくなる。卵塊も見つけにくくなるし、葉をかき分けて幼虫をさがさなくてはならない。こんどの播種のときには、株間を少し広げてみよう。
ベビーリーフの播き床をつくるときには籾殻燻炭を表層に混ぜ込み、100倍希釈の土着菌培養液を8リットル潅注する。数日後に粗目の篩にかけて播種しやすい細かさにする。そうして生長の遅いものから播種をはじめる。
籾殻燻炭は、隣の区画のS氏からもらったもの。市販の燻炭は籾殻の形が壊れているが、もらったものはその形がしっかりしていて、通気性や排水性に勝れているし、土壌微生物の住処にもなる。
播種が終わってからは400倍に希釈した土着菌培養液を散布するが、苗がある程度大きくなるまではその培養液の散布を欠かさない。生育が旺盛になるのは、この培養液の効果でもあるだろう。
写真は3回目に播種したもの。収穫が生長に追いつかず、もうベビーリーフのサイズを超えてしまっている。