米ぬかぼかしはそのまま発酵?
2018年 04月 20日
1回目は定石どおり、3段階発酵をさせ、酵母菌で覆われるところで終了した。
2回目は、土着菌培養液を混ぜ込んで発酵させただけで、乳酸菌も酵母菌も投入しなかった。
段階を踏まえず、そのまま発酵させたらどうなるか。
最終的には、緑や黄色の菌が繁殖した。緑はきっとトリコデルマ菌で、黄色は黄麹菌ではないかと思う。
水切りかごの中のぼかしは乾燥が均一ではないから、上下を切り返してみると、菌が埃のようにモウモウと立ち上がった。慌ててマスクをし、庭にシートを広げてぼかしを広げ、攪拌。そうして、1回目につくったぼかしをその上に投入し、全体を混ぜ込んだ。それが写真の様子。1回目のぼかしは酵母菌に覆われたままで落ち着いている。
様々な土着菌がそのまま繁殖してぼかしを覆ったら、そのほうが面白そうだ。通常は最初に麹菌を入れ、乳酸菌で落ち着かせ、酵母菌を入れて最終段階の発酵が終了する。これでは菌の種類が少ない。私がつくった土着菌培養液で発酵させるのであれば、このまま発酵を継続させて、最終まで持ち込むのがいいのではないか。途中で発酵が暴走してアンモニアが発生することもなかったから、これが米ぬかだけの正しい発酵と言えるのではないかと思う。
これを裏菜園の落葉堆肥に混ぜ込むと、土はどうなっていくのだろう。米ぬかに土着菌培養液を染みこませただけのものを落葉堆肥に混ぜ込んだら、菌が広がって、土が固まった。米ぬかぼかしを混ぜ込んでも、やはりそうなるのだろうか。これはやってみないことには分からない。5月に入ってからキュウリやナスを植え付ける予定だから、その前に、裏菜園の中央枠にこの米ぬかぼかしを入れ、表層に混ぜ込んでおく。