セルトレイのベビーリーフ
2019年 03月 08日
72穴のセルトレイにアブラナ科のベビーリーフを播種したのは2月24日だった。
出芽しはじめたのは1週間後。拙庭にビニールトンネルを設えて、そこにセルトレイを入れていたが、夏場には3日で出芽するのに、これだけの日数がかかっている。天気のよい日中にはビニールの中は蒸れるほど暑くなっているが、夜になると冷え込むからだ。
「春は誰よりも遅く、秋は誰よりも早く」というのが、タネ播きの原則だという。
せっかちな性格だから、この春には誰よりも早くタネ播きをしてしまった。
プランターのベビーリーフは旺盛に育ちはじめていて、毎朝どころか、夜にも食卓に出せるほどになっている。だが、裏菜園のベビーリーフが収穫できる5月まで保つかどうか分からないから、セルトレイのものはつなぎにできたらいいと思う。
虫がつきやすいので裏菜園には播かなくなったアブラナ科ばかり。今の時期なら虫の心配もない。
播種したのはルッコラ、グリーンケール、グリーンマスタード、レッドマスタードの4種。グリーンケール以外はかなり古くなったタネ。冷蔵庫に保存しておいたので、発芽率はほとんど落ちていない。
72穴のセルトレイで、収穫するまで育苗したことは今まではなかったと思う。セルの土の量はわずかなので、収穫できるようになっても、いつまでもつのか分からない。根が大きく張れないので、液肥を注入するのは必要になるだろう。セル自体が小さいので、葉が重なり合うのは目に見えている。うまく収穫できる確率は4割と予想しているから、期待はできない。
このセルトレイの用土は、籾殻を混ぜ込んで土ごと発酵させた裏菜園のもの。水切りかごで土ごと発酵を試みたが、これは菌糸の発生が弱く、土も固まらなかった。失敗の巻である。これはセルトレイの用土としては不満足だ。別の用途に使用する。
今朝写真と撮ったあとに間引きをして、1穴1苗にした。