裏菜園はまだまだ
2020年 02月 09日
今朝の最低気温は-3.3℃。少し寒かった。
雪が景色をうっすらと覆っていて、まだチラホラ降っている。
私の小さな書斎は11℃。暖房はしていないので、下半身に毛布を巻き、その中に湯たんぽを入れている。
『ナチス・ドイツの有機農業』という本を読んでいるが、ルドルフ・シュタイナーのバイオダイナミック農法とナチスの農業政策との接近を、はじめて知った。なんと、アドルフ・ヒトラーも副総統のルドルフ・ヘスも、菜食主義者であったという。
シュタイナーの『農業講座』は読んでいたが、神秘的且つ霊感から導かれた農法を、私はいまだに理解することができない。
牛角に牛糞を詰め、秋に土に埋めて春に取り出す。それを水に溶かして人力で長時間撹拌する。それを畑に散布する。
私が想像するに、それは土に埋めることで土壌微生物が牛糞の中に侵入し、そこで繁殖するということではないのか。微生物でいっぱいになった牛糞を水で薄めて畑に散布するということは、私がつくった土着菌培養液を薄めて菜園に散布するということと、どこがちがうのだろう。散布する土着菌の量は私のほうが圧倒的に多い。
私はその土着菌培養液を生ゴミに噴霧してからコンポスターに毎日入れている。生ゴミに噴霧すると、たちどころに臭いが消えていくし、コンポスターの中に米ぬかを撒いておくと、発酵も早くなってくるようだ。
その培養液に展着剤を混ぜ込み、風呂場の鏡に時々噴霧している。最初に洗剤で鏡をゴシゴシ洗い、洗剤を流し去ってから、この培養液をまんべんなく噴霧する。噴霧した培養液は洗い流さない。そうすると、風呂に入るとき、鏡にサッーとシャワーをかけるとクリアになって、しばらくは曇らない。
鉄ミネラル液も継続してつくっている。茶カテキン粉末小さじ1と煎茶のパック2個で10リットルの液をつくるが、2週間経過すればかなり濃い黒になる。今は菜園の土もガチガチに凍っているから散布していないが、新しい土着菌培養液とこの鉄ミネラル液でベビーリーフがどんな育ち方をするのか、楽しみにしている。
ヒットラーが菜食主義者だったことにも驚きです。勉強になりました。
シュタイナーは過剰なほど複雑な農法の世界を描き出したと言われますが、ヒトラーも、「化学肥料がドイツの土壌を破壊する」とか、「化学肥料によって土壌が疲弊する」と公言したそうです。
それが、結局は、ドイツより東の占領地の1600万人を殺害する計画の背景になり、ホロコーストにつながる動機となったそうです。