甘味処
2020年 10月 17日
この甘味処は以前にも撮ったことがある。
今回はモノクロだが、黒い部分が多い被写体は、なぜかモノクロにしたくなるのである。
モノクロにしても、全体を温黒調にしたらいいのか冷黒調にしたらいいのか、迷う。
その昔、自分で印画紙に焼き付けたときには、イルフォードの温黒調の印画紙をよく使った。今は写真ソフトで様々な加工ができるので、驚くばかりだ。こんなに技術が進んで、いいものだろうか。
明るさやコントラストは今では普通に調整できるが、周辺部の焼き込みなどは、写真ソフトでは初歩的なテクニックだ。
一脚を使用して撮ったからシャープではあるけれど、さらにシャープに調整した。黒い物置(?)は、黒くつぶれてしまわないように微調整をしている。
ここを人が通ったところを2枚撮っているが、あえて無人の写真にした。淋しい写真である。
カメラによっては、こうした写真ソフトの機能を搭載したものもあるようだ。私の持っている安いカメラにもメニューはいっぱいあるが、まるで使いこなせていない。基本的にアナログ人間だから、そうなるのだろうか。
写真ブログも時々見るが、高価な機材をご使用になっている人が多いようだ。恐ろしいことだと、感心している。
【印象に残った言葉】
私は、見当違いの問いにもっともらしい答えを出すのではなく、正しい問いに対してまずまずの答えを出したい。(『帝国の参謀 アンドリュー・マーシャルと米国の軍事戦略』)