蝴蝶の夢

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2007年 05月 21日

三季咲きの「四季咲き」

「このバラは春から秋まで咲く四季咲きです」
テレビの「世界のバラとガーデニングショー」で聞いたバラの専門家の言葉である。言葉の矛盾。論理の不整合。春、夏、秋と咲くのであれば、「三季咲き」というのが正しい。三季しか咲かないのに、なぜ「四季咲き」と言うのか。今までそう言われてきたから、そう言っているだけ。今までそうやってきたから、そうやっているだけ。

「四季咲き」の源は、イギリスの温暖な地方では四季を問わずに咲き続けるからだ、という説がある。しかし、D.オースチンのバラは“Repeating Good”という表示があるだけなのに、日本ではこれをなぜか「四季咲き」としている。柳田国男の『雪国の春』では、「日本の雪国には、二つの春があって早くから人情を錯綜せしめた」という。南方で作られた暦に従って、雪深い中で正月の春を祝ったのである。四季に咲くというわけでもないのに、「四季咲き」のバラを当然のように冬には休眠するものと心得て、剪定をして春を待つという錯綜を日本人は余儀なくされているのである。
拙庭のバラで1季しか咲かないのはピエールドロンサールとラレーヌビクトリアだけ。あとはすべて“Repeating Good”である。

そのショーに出たバラ栽培家が勧めるバラ用土は、赤玉の中粒と小粒と腐葉土の比率を3:3:4にすることだという。なるほど、いろいろ考えてあれこれと資材を集めて失敗するよりも、このほうが成功しそうな気もする。マニュアル本に従って用土を配合し、市販のバラ用肥料をやるのが楽であり、しかもずっとうまく花を咲かせることができそうな気がする。そう言われているから、そうしてみる。それもひとつの行き方。頭を使うことはない。頭はもっとほかのことに使ったらいいのだ。しかし、一事が万事ということもある。興味を持ったことに頭を使わないのであれば、ほかのことにだって頭は使わないに違いない。

今日の面白くもないバラの蕾はイングリッドバーグマン。昨日の早朝に撮ったもの。
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by 130atm | 2007-05-21 22:44 | バラ | Trackback | Comments(3)
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Commented by kimi at 2007-05-22 21:54 x
>いろいろ考えてあれこれと資材を集めて失敗するよりも、このほうが成功しそうな気もする。

いやぁ~、これってわたしがいつも思っていることと同じですが
そう思いつつ何年も違うことやってるのは相当のへそ曲がりかも?!^^;
でも「頭を使っている」と言われるとなんだか嬉しくなったので
これからも性懲りもなく色々やることにしますよ
一拙 さんもずっとそういうお仲間であることを期待しております^^
Commented by sakae at 2007-05-23 02:41 x
sakaeんちの薔薇はちゃんと春夏秋冬咲くぞ。
ただ薔薇を休ませる季節がないのは春くらいに咲くバラがしんどいので(薔薇に聞いたわけではない)冬は極力咲かせないけどね。

だれか一年中咲かせてくれ~
Commented by 一拙 at 2007-05-27 14:46 x
kimiさん
緊急入院しましたのでレスが遅れました。
どうやら私もkimiさんと同じで、色々考えすぎてますます泥沼に沈んでいきそうです。
でもこうすることが、自分にはとっても楽しいのですよ。^^;

sakaeさん
退院して帰って庭を見たら、バラが悲惨なことに。T_T
水遣りを頼んでいても、やったことのない人には加減が分からないので、水不足で葉がずいぶん枯れていました。
肥料が多かったのか、イングリッドバーグマンはダブルセンターに。
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