ところが、数があまり多くない。もっと数が欲しいと思い、捕獲してくるつもりをしていた。
拙庭の一坪菜園に育つままにしていた春菊が、際限もなく大きくなってきた。次々に蕾を出し、それがまた伸びてくるので、菜園の仕切隣りに置いたバラに覆い被さるようになっている。もうこの辺が潮時と思い、昨日ついに撤去した。そのあとにスリット鉢の青じそを移植し、少し間をあけてコリウスを植えた。そんな作業をしているとサンダルを履いた足下に何か動くものを感じたので、見るとフトミミズがサンダルに這い上がってきたのであった。
青じその根回りには粒状苦土石灰を少し撒き、桜の落ち葉をのせ、十分に水を撒いてから挟むようにコモを被せた。施肥は様子を見て判断しようと思っている。
その夜から雨が降り始め、朝になると止んだ。空はしだいに明るくなってくる。これは絶好のフトミミズ捕獲日和である。私は長靴を履き、近所の生息地に出かけた。
去年ほど大量ではないが、それでも十分すぎるほど捕獲することができた。100匹で十分と思っていたが、200匹ほどは獲れただろうか。拙庭のフトミミズよりは小さい。これはエサが関係しているのだろう。そのフトミミズの絡み合った塊を青じそとコリウスの間の落ち葉の上にそっと置き、コモを被せておいた。フトミミズは勝手に分散していくのである。
雨上がりの朝に撮ったERのボウベルズ。最初に咲いた花は花弁が大きくなりすぎて締まりがなかったが、その後に咲いたものは花弁が短くなり、しっかりした花になった。

同じ時に撮ったクイーンオブスウェーデン。咲きかけであるが、完璧な姿を見せてくれるので、ついまた撮ってしまう。最初に咲いた花は、花弁が傷むことなくドサッと落ちた。潔いというべきか。
