不調なバラたち
2007年 09月 28日
春にオフェリアの側蕾を摘まないでいたら、花はたくさん咲いたが、小さく貧相な花ばかりになった。こんな花では咲かせた甲斐がないので、この秋は側蕾を摘んで栄養を集中させてみた。
咲きかけると、花の中にアザミウマが這い回っている。薬剤を噴霧したが、花弁が開いてくるとまたその虫が入りこんでいるので、再び噴霧した。この虫が入りこむと花弁が傷むのである。
写真はまあまあの形に咲いたもの。何か取って付けたような花の写真だが、この後開ききらないうちに花弁の縁が傷んできた。オフェリアは黒点病にもやられて十分体力を貯えていない。それが原因か、それとも薬害なのか。
カタログ写真のようなアドミラル・ロドニー。春からひどい形の花を咲かせてきたが、これも十分に葉が茂っていない。このバラは樹勢が弱く、栽培しにくい品種であると言われている。
この秋にはそれなりの数の花を同時に咲かせているが、不満足ながらこの花だけ何とか写真になったのである。花は大きいので、どれもうなだれがちだが、雨が降ると尚更うなだれる。品種の宿命かもしれないが、もう少し小ぶりで凛として欲しいと思うのである。
HTのインカも咲いている。残念なことに、花弁が白化している。アザミウマが入りこんでいるせいか、花弁の縁も傷んでいる。薬剤を噴霧するとアザミウマはすぐ死ぬが、すぐまた別のアザミウマが入りこむ。何回も噴霧したら花にもよくないに決まっている。
昨日はこの花を4本切りバラにして部屋に飾ったが、何と鮮やかなことか。庭で咲いているより室内に飾ったほうが華やかだ。濃い黄色に咲かせるには、たっぷりの肥料と日照が必要だという。よく覚えておこう。