蝦夷砂をバラ用土に
2007年 11月 08日
実はバラ用土に軽石をつかうのはこれで4種類目で、十和田砂のあとに水洗い火力乾燥の普通の園芸用軽石もつかっている。あれもこれもと試行錯誤しているが、最終的には蝦夷砂に落ち着くのではないかと思っている。と言っても、そんなに差があるわけではない。
木炭・木酢液の本を見ていたら、砕いた木炭を用土の材料に5%以上使用するのであれば、事前に木酢液(20倍希釈)をかけて中和させないといけないと書いてある。木炭はアルカリ性なので、そのままでは根張りが阻害されるとある。
今まで粒竹炭を1割にして使ってきたが、そのまま使うこともあれば希釈した竹酢液に浸してから使うこともあって、それが原因で根張りがよかったのか悪かったのか、はっきりした結果は出ていないように思う。私の場合、根張りを阻害したものはシマミミズであり、液肥や土着菌活性液の濃度障害だったのである。
それに気づいてからただの水を灌水することが多くなったものの、時すでに遅し。もう晩秋で、得られた教訓は来年に持ち越しである。
これから冬にかけて大半のバラの鉢土を入れ替えるので、まったく新しく配合するものは粒竹炭に竹酢液をかけておこうと思っているけれど、ほとんどは古土を篩にかけて固形物はそのまま再利用することにしている。1年熟成させたわが至高の馬糞堆肥はいい感じにこなれているけれど、十分な量はない。フトミミズの糞も残り少ないので、完熟腐葉土を代用しなくてはならない。土替えのときはバラの根を洗って切りつめることにしているが、できるだけ下弦から新月にかけての時期に行いたい。それはやはり12月に入ってからの作業になる。
秋になってたくさんの蕾をつけたジュリアが、このところの気温の低下でなかなか開かない。出窓に置いたら早く咲くのではと思い、ひとつの枝に三つの蕾をつけたものを切り、50円で買った小さな一輪挿しに挿した。
今朝になるとそのひとつが咲いてきたので、空からの弱い光だけで撮ろうと庭に持ち出したら、朝日が射してきた。