はじめてのお使い
2008年 02月 20日
お笑いめさるな。サラリーマン時代から年末調整の申告書の作成は苦手中の苦手で、おカネに関する書類の作成は私の最も不得意とする分野なのでありました。いったいこれはどうしてなのか。前世で何かあったのか。それほど苦手なのです。
医療費の領収書を家人の分と合わせると23万円にもなりました。3度も入院し、歯科医にも長くお世話になりましたから、そんな額になったのです。国民年金と生命保険の保険料納付もやっと終わりました。少し楽になるのかと思ったら、住民税が倍になっていました。小泉構造改革の成果です。
税務署で担当者からパソコンの入力の仕方を教わりながら、やっと終了。そうしたら、何と還付金が10万円にもなったのです。これはパソコン1台買える金額。
今までやったことのない確定申告。終わってみればそれほど難しい作業ではなかったのですが、それでもこれは好きになれそうもない。私はよほどおカネに縁のない性格なのでしょうね。
来年から自宅のパソコンで直接申告しようかと言ったら、手続きがとても面倒だと担当者が言うので、やはり来年も税務署に行くことにしました。1度経験したら気が楽になったようです。まるで子どもがはじめてのお使いに行くような緊張した気分でしたが、これも通過しなければならない人生の関門。
現役時代のプレッシャーやストレスから解放されて緊張感のない生活をしていると、たまにやって来るちょっとしたことがとても億劫になり、重荷に感じられるようになる。このあとすぐに車の12ヵ月点検があるし、運転免許の更新がやって来る。これらは別に人間力の試されるようなことではなく、ちょっとだけテンションを高めたら簡単に通過できること。重荷でも何でもありません。でも面倒だ。ひょっとしたらこれはオブローモフ主義か。