嗤えない iPhone の登場
2008年 07月 12日
私のところにはソフトバンクモバイルからハガキが来た。見ると、「第2世代携帯電話サービスを終了させていただきます」とあった。私の使っている携帯電話は第2世代のものだというのである。それなら、最新のものは第何世代なのだろうか。
最初はNTTドコモのものを使用していたが、娘が家族割引のあるvodafone(ソフトバンクモバイルの前身)に換えて欲しいというから、ショップで旧モデルのものを確か500円で買い換えたのだった。その時点でさえ旧式だったから、今では骨董品と言ってもいい。私は通話ができて、メールさえできればそれでよかった。余計なものは要らない。
かなり複雑なメールアドレスを設定したが、それでも迷惑メールが入ってくるようになった。今では自分のメールアドレスを失念してしまっているし、自分のパスワードも記憶にない。何かに控えていたはずだが、それが見あたらない。通話など1ヶ月に1回あるかないかという程度だし、娘からのメールもめったに入ってこないから、毎日迷惑メールを削除するためだけに料金を支払っているようなものだ。
その携帯電話のサービスも近々終了するということは、要するに買い換えろということなのである。それは私も考えていたことだ。新しいもので、管理をきちんとして迷惑メールを遮断したいと思う。最新モデルは必要ないから、また旧モデルにしようと思っている。家人もたまに必要になるから、そろそろ買いたいと言っている。いい機会かもしれない。
今朝のテレビのiPhoneの話題のとき、コメンテーターの片山前鳥取県知事が、これでますます勉強や本を読む時間がなくなるという意味合いのことを言っていた。以前、ワンセグの登場のときには、これで日本人はますます物を考えるということをしなくなると寺島実郎氏が嘆いていたが、こうした通信機器の発達は、人間をどんどんものを考えなくする方向に追いやっていくようだ。ひょっとしたら、これは誰かの陰謀なのではないだろうか。
陰謀と言えば、日本でテレビが普及しはじめたとき、アメリカのホームドラマや映画がたくさん放映されたが、これは最近、アメリカのCIAの仕組んだ日本人を洗脳するための策略であったことが米公文書館の資料で明らかになったと暴露された。まさにこれで「アメリカと価値観を共有する」という目的が達成できたのであった。
携帯電話に陰謀が隠されているとは考えにくいというものの、ある種の熱狂は、注意して観察しなくてはならないと私は思うのである。
少し前に撮ったルー(ヘンルーダ)というハーブの花。最初に咲いたものは5弁花で、あとは4弁になるという不思議なハーブである。