ダンボールコンポスト稼働
2008年 10月 07日
腐葉土や生ゴミに付着している微生物がこの基材の中で増殖し、生ゴミを分解していくという。だから、最初は発酵熱が出るまで日数がかかるらしい。土着菌培養液があるから、分解を促進するために私はこれを活用することにした。
米ぬか2kgを土着菌培養液で発酵させ、熱が出てきたところでこれを500g、ただの米ぬかを500g合わせて混ぜ込んだ。基材全体がカサカサしているので、土着菌培養液を少し混ぜた水600ccを入れて少ししっとりさせた。
米ぬかの発酵は最終段階までは日数がかかるので、そこまでする必要はないと思い、発酵途中のものを基材として使った。
縦31cm、横41cm、高さ31cmのダンボール箱の内側(底も)にはもう一枚ダンボールをはめ込んで二重にしてある。隙間と角には布テープを貼り付けて補強。100円ショップで買った縦横60cmの目の細かい洗濯ネットを入れ、ファスナーをあけて基材を投入したら、箱の容量の半分ほどになった。角に隙間ができているので、もうひとまわり大きな洗濯ネットのほうがよかったのかもしれないが、100円ショップではこれが最大だった。
生ゴミはまず臭いを抑えるというのが課題。燻炭500gというのは腐葉土と同じくらいの嵩である。これが臭いを吸着するという。我が家では週末にはコーヒー滓が出るので、これを乾かして投入すると一段と臭いを吸着してくれそうだ。
この箱にはまだフタを作っていない。きっちりとはまるような形でダンボールのフタをつくると臭いも抑えられ、虫避けにもなるというが、『現代農業』にあるように、Tシャツをかぶせたほうがいいのかもしれない。
この箱を、興味を示した知人に公開した。
彼らにとって、土壌微生物とか生ゴミの堆肥化とかというのは関心の外の事柄だったのであって、ある程度知識を積み上げて試行錯誤してきた私などとちがって、かなりのハードルを感じている様子だった。
さて、基材を仕込んで1日分の生ゴミを投入しただけなのに、その翌日の夜にはもう40℃を超える温度になっていた。鼻を近づけると少し臭いがする。それは生ゴミの臭いではなく、土の臭いとも微生物の臭いともつかない、微かなものである。
朝になると、生ゴミ堆肥は50℃を超えている。そして、昼になると、60℃近くまで上がっていた。基材の表面には白い菌も見えるし、箱の内側には汗をかいている。湿気を含んで箱も少し柔らかくなっている。
口直しに、やっと形を整えたイングリッド・バーグマンを。
短く剪定しすぎたせいか今年はなかなか大きくならず、花もいまひとつのものばかりだった。
おいらでも「ムムム・・」って感じちゃってますから(爆
取りあえずバクテリア菌ミミズこの辺のパックセットで生ごみ入れろから始めないと(汗
さて、これをどう活用するか、悩みが増えました。