蝴蝶の夢

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カテゴリ:ミミズ( 40 )


2018年 06月 19日

土づくりは2段階で


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わがマンション裏の菜園では、フトミミズによる土作りが進行している。
冬のあいだは落葉堆肥づくりに励んだが、春から夏にかけては、その分解が進んだ落葉をフトミミズがエサにして、さかんに糞を排泄する。それが写真のような団粒構造の土壌になる。
これは表面の落葉を少し払いのけているので、ナスの根が現れたところ。団粒の隙間に根がのびていく。灌水すると、滞留することなくスッと吸い込まれていく。

秋に大量の落葉を掻き集めてきて、中央枠の中で米ぬか、籾殻を落葉に混ぜ、さらに土と混ぜ込む。発酵させるときに力を発揮するのは、土着菌培養液だ。1ヶ月に1回切り返し、その都度落葉堆肥の上に土をのせ、ブルーシートで覆っておく。
土づくりの第1段階はこの落葉堆肥をつくること。第2段階は、フトミミズに働いてもらうことだ。

裏菜園のフトミミズは、ほぼ成体に近い大きさに成長している。その数は推測しても分からない。かつてなく多くなっていることは確かだ。
このフトミミズを捕食するオオミスジコウガイビルの活動は、これからが本番。今のところ27匹駆除しているが、去年とくらべると、少ない。犠牲になった亡骸は、まだ3匹しか見ていない。このコウガイビルを増殖させないことが、土づくりのためには必要なこと。できるだけフトミミズを生き延びさせて、たくさんの卵包を産んでもらうことが、来年の土づくりにつながる。

あるデータでは、フトミミズ1匹の産卵数は13~51卵。通常、1個の卵包から1匹産まれるが、2匹入っていたのは62卵中5卵だという。産卵数は意外に多く、俄には信じがたいが、データの最低数13卵だとしても、無事に孵化すれば驚くべき数に増えることになる。

フトミミズは、土の中のどこで産卵するのか。
上記のデータによると、卵包は、土の表面の2~10センチの深さでほとんど見つかるという。これは私の予想していた通りで、産卵は土の表層部分でなされるのだ。

秋になって落葉堆肥を仕込む前に、この表層の土を掻き集めて袋に収納しておく。これは今までしていなかったこと。
ひと月に1回落葉堆肥を切り返すが、最終の切り返しが終わったら、堆肥の上にこの卵包を含んだ土をのせる。ビニールシートで覆い、地温を上げると、卵包の孵化が促される。このようにしたら、3月から4月にかけて、孵化したフトミミズの幼体をたくさん見ることができるだろう。6月にもなれば、まるでフトミミズの養殖場のような状態になるのではないかと想像する。

落葉堆肥とフトミミズによる2段階の土づくりは、木枠の中という閉鎖された環境でこそ可能となる。
畑や庭の一角で落葉堆肥をつくり、そこにフトミミズを投入したとしても、開放的な環境では、フトミミズが定着することはむずかしいだろうと思う。フトミミズはよく脱走するし、フトミミズを捕食するネズミやモグラ、あるいはイノシシにやられてしまう可能性もある。
ネットでミミズを土づくりに活用する方法を検索してみると、実践しているという人の記述はまず見当たらない。どこかの記事を参考にし、シマミミズとフトミミズの区別もつかない記述をしているのには驚く。


by 130atm | 2018-06-19 21:46 | ミミズ | Trackback | Comments(2)
2016年 06月 21日

フトミミズは元気です


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裏菜園の右枠の様子。
ベビーリーフと木枠のあいだを撮ってみた。これは団粒になった土。つまり、フトミミズの糞塊である。乾燥すると、ポロポロと硬くなる。木枠の中の土全体がこれで覆われているわけではないが、特に隅のほうが顕著である。
梅雨時になると、オオミスジコウガイビルがさかんにフトミミズを捕食する。粘りのある体液を出してフトミミズに絡みつき、吻を出してフトミミズの身体の中に射し込み、食べていく。ボロボロになったフトミミズにはアリが群がる。あるいはキシャヤスデが群がっていることもある。また、アカイボトビムシが群がっているときもある。早い者勝ちなのだろう。

今のところ、6月のコウガイビルの駆除数は40匹。今年の累計では53匹。今朝も2匹駆除した。去年とほぼ同じペースである。硬く締まった土ではコウガイビルは活動しにくい。団粒構造の隙間のある土でなければ土中を自由に動き回ることができない。たいてい土の中でフトミミズに絡みつく。コウガイビルから必死に逃れようと土の上に出てくるが、まず逃げられない。数日前に、土の上に頭を出しているフトミミズがいた。指でチョンと触ったら少し反応したが、様子がおかしいのでその頭をつまみ上げてみると、下の身体が無かった。コウガイビルに食べられてしまっていたのである。

コウガイビルを見つけたら、長いピンセットに絡めるように捕ってから薄めた竹酢液を噴霧するか、あるいは直接噴霧する。身体の一部が土の中にあると、途中で切れることがあるので、そのときには直接噴霧するのである。
噴霧するものは、竹酢液か木酢液を1:2の割合で水で薄める。それ以上薄く希釈すると、効き目が弱くなる。いつになったらコウガイビルがいなくなるのだろうか。


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芽の出たばかりのロロロッサの横に、見にくいが、フトミミズの糞塊がこんもりと盛り上がっている。フトミミズはほとんど土中に糞を排泄するので、地上に脱糞する割合は少ない。
早朝に来てみると、フトミミズの開けた穴だらけだ。まだ芽の出ていないものもあるので穴を塞いでいくが、まったく、愛すべき土壌動物である。

by 130atm | 2016-06-21 13:40 | ミミズ | Trackback | Comments(2)
2015年 06月 04日

フトミミズの季節


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ナスもキュウリもピーマンも大きくなってきた。
キュウリの夏すずみは1本だけ収穫した。それからは栄養生長になって草丈だけが伸び、生殖生長が止まっている状況だ。
ナスはほかの誰よりも大きくなっているが、けっしてチッソ肥料をたくさん施肥しているわけではない。菜園仲間のなかには、株は小さいが早く実をつけることを良しとする人がいる。それとくらべると私のナスは葉ばかり様であるが、あわてるナントカはもらいが少ないで、まずは鷹揚に構えて、株を大きくすることが大事だろうと思っている。

6月に入ると、成体になったフトミミズが土の上に現れるようになった。ベビーリーフを収穫しているときに突然ニョロリと出てきて驚かされる。暴れるように土の上に出てくるものがいたので、見るとコウガイビルに巻きつかれている。それをつまみ出し、竹酢液を噴霧して分離させ、フトミミズを救済したことが2度あった。
遮光ネットマルチの下はどういう状況か。マルチをめくって表面の落葉堆肥をかき分けてみると、フトミミズが孔から顔をのぞかせるばかりで、コウガイビルはいなかった。フトミミズの累々たる屍骸を予想していたが、はずれてよかった。
このマルチの下は手をつけていないので、フトミミズの生活孔が縦横に穿たれ、そこにナスやキュウリの根がのびていっているのだろうと思う。それは頭の中で想像するだけのことだが、そうであれば、ある程度理想的な生育環境になりつつあるのではないだろうか。ナスやキュウリの株が大きくなるのは、肥料のせいばかりではない。

写真右枠奥の右3列は芽の出たばかりのロロロッサだが、手前のほうの芽が消えている。調べると、芽が何ものかに食べられていて、胚軸だけが残っていた。夜になって30分おきにチェックしていると、7時半ごろ、擁壁の隙間から、ナメクジが這い出てきた。犯人はきっとこれだ。右枠と中央枠のあいだでも2匹駆除したが、以後、芽が消えることはなくなった。消えた分はセルトレイに播種し、その幼苗を定植することにした。

by 130atm | 2015-06-04 20:02 | ミミズ | Trackback | Comments(2)
2014年 10月 18日

不倶戴天の宿敵

10月から収穫をはじめた裏菜園のベビーリーフの中で、1株のロロロッサが急に萎れてきました。根腐れでした。
水やりを控えていたのに、どうして根腐れしたのかと思っていると、両隣の株も萎れてきました。その原因が分からないまま、どうしたものかと思案してみたら、コガネムシの幼虫がいるのではないかと思い当たりました。そこでそのあたりの土を掘り返してみたのですが、コガネムシ白い幼虫は出てきませんでした。出てきたのはシマミミズ。それがウジャウジャといたのです。条間に仕込んだ有機肥料のブラドミンが彼らのエサになっていたのでした。
竹酢液の希釈液を用意し、シマミミズの駆除をはじめました。苗と苗のあいだを掘っていって長いピンセットでつまみ捕るのですから、完全に駆除することはできません。それでも根腐れを阻止することはできたようです。その後のベビーリーフは順調に育っていきました。

私は、シマミミズの完全駆除を目標にしました。
裏菜園の中央枠は、このシーズン中に施肥したブラドミンで、シマミミズが爆発的に増殖してしまいました。まずこの枠の土を底まで掘り返して駆除しました。見逃しているものもあるので完璧な駆除はできませんが、それでも99%は駆除できているものと思います。土を掘り返してみると、土は硬く締まっています。春には木枠の高さ近くまであった土がどんどん沈んできたのは、土の重さや降雨で密度が高まったからでした。掘り返して砕いたら、空気を含んで土の嵩が増えました。
土を掘っていると、あのシマミミズ特有の臭いがしました。本来臭わないはずの土が、シマミミズの糞や体液で臭いを発するようになったのです。中央枠の駆除だけで3日を要しました。作業時間はのべで7時間ほどでしょうか。1回の作業を終えると、足腰がもうヨレヨレ。きれいになった土の一部は、用土袋4つに入れて左木枠の横に置きました。もっと袋に詰めて、少なくとも10袋はつくるつもり。大量の落葉で堆肥をつくるためには、できるだけ木枠の中を空けておく必要があるからです。

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中央枠の駆除は終わりましたが、段階的に左右の枠も駆除していきます。今栽培しているベビーリーフのあたりには、まだかなりのシマミミズがいるはず。見逃してしまうものもいますが、ほとんどは駆除できると思います。

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今回からは生ゴミ堆肥を入れないことにしましたから、シマミミズの供給もなくなり、栄養価の高いエサも補給されません。一時は夢中になったシマミミズコンポストでしたが、今はまさに不倶戴天の宿敵。バラの栽培でも苦労させられましたが、今は菜園で苦しめられています。彼らに罪があるのではなく、そういう環境をつくった私が悪かったのです。

by 130atm | 2014-10-18 10:01 | ミミズ | Trackback | Comments(2)
2014年 06月 11日

格闘の開始

うっとうしい梅雨の毎日です。梅雨入りが発表されてから6日連続で切れ間なく雨が降りました。
こうした季節になるとオオミスジコウガイビルが活躍しはじめます。わが裏菜園ではまだ3匹見つけて駆除しただけですが、犠牲になったフトミミズの骸は1匹しか見つけていません。
それ以前には拙庭でコウガイビルを5匹ほど見つけ、駆除していますが、卵包らしきものをかかえた個体も見つけました。それは、鉢の下に敷いていたレンガをどけたときに2匹いるのを見つけたのですが、そのうちの1匹が、赤みをおびた卵包をかかえていたのでした。卵包の大きさはフトミミズの卵包ほどでしたが、親のコウガイビルはそれほど大きなものではありませんでした。
裏菜園ではかなり大きなコウガイビルも見ていますが、それはフトミミズを捕食しようと徘徊している姿か、あるいは捕食したあとのくつろいだ様子かのどちらかなので、どこかの物陰で卵包をかかえている光景は見たことがありませんでした。

去年の駆除記録を見ると、6月後半から駆除の数が急増しています。季節的にはまだこれからなのですね。
クロイロコウガイビルもたまに見かけることはありますが、これはナメクジやカタツムリを補食するもので、オオミスジコウガイビルはミミズだけを捕食するようです。フトミミズがこれに捕食されているのを目撃したことはありますが、ナメクジやカタツムリが補食されているのは見たことがありません。

オオミスジコウガイビルは1986年に皇居の庭ではじめて発見されたと言われていますが、徳川時代の図譜にはすでに存在していますから、当時から知られていた生物だったのです。また、分布記録というものがあって、生息が記録されている地域には秋田県、新潟県、群馬県、千葉県、東京都、神奈川県、大阪府、香川県、高知県、山口県、長崎県があります。わが宮城県は入っていませんが、研究者への報告がないだけで、実際には北海道を含め、全国に生息していることはまちがいありません。

地球上の生物は、何かの役割をもって生きているといわれていますが、このオオミスジコウガイビルはどんな役割を担っているのでしょうか。私が観察しているかぎりでは、ミミズがあまり増殖しないように、その数をコントロールしているだけのように思われます。フトミミズは肥沃な土壌をつくり、土壌を耕耘してくれる役割をもっていると言われてきました。この数が増えることで環境に悪影響を及ぼすことがあるという話は聞いたことがありません。フトミミズを捕食するのはオオミスジコウガイビルにかぎりませんが、この陸生プラナリアの天敵がいないということは、何を物語っているのでしょうか。
オオミスジコウガイビルの一昨年の駆除数は、1295匹という驚異的なものでした。いかに獲物となるフトミミズが多かったとはいえ、異常な繁殖ぶりです。駆除の甲斐があって昨年は220匹に激減しましたが、それでもまだ多い数です。

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裏菜園の今年のフトミミズは、若干の個体差はあるものの、ほとんど成体に近い成長をみせています。環帯が充実すると、産卵間近な成体になります。自然界ではまだやっと亜成体になりかかっているときだと思いますが、過去の記録を見ても、今年の成長の早さは目を瞠るばかりです。
最初に栽培したベビーリーフを撤去しはじめると、フトミミズがゾロゾロと這い出てきました。これはかなりの数です。これだけ裏菜園に生息していると、フトミミズを養殖しているついでに野菜を栽培しているのだ、という気持になってきます。これらがすべて何個かの卵包を産むと想像すると、来年はおそろしいことになってきそうです。

by 130atm | 2014-06-11 11:27 | ミミズ | Trackback | Comments(2)
2013年 06月 27日

黄金の土

播種したベビーリーフ(これはロロロッサ)の芽が出てきました。

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昨夜は雨でしたが、その前までは強烈な日照で、わが裏菜園の土も熱くなりました。その熱さに耐えかねてフトミミズが這い出てくるのですが、哀れなことに、たちまち日干しになってしまいます。利口なフトミミズは、地中深く潜り込んでいるのでしょう。この一般的なフトミミズは、ヒトツモンミミズです。

暑い日がつづくと、播種から3日ほどで出芽します。個体差があって、遅れて出てくるものもあります。少し深め(1.5cmほど)にタネを仕込んでいるのですが、日中はどうしても土が乾いてしまいます。でも出芽したものは根が深くのびているので、あまり心配はありません。
この場所は今年最初に播種した所です。1ヶ月ほど収穫しましたが、もう終わりだと判断し、撤去しました。肥料も切れたようで、きれいで勢いのある葉が出なくなったからです。

問題点は、フトミミズの存在でした。タネを播いたあとからフトミミズが縦横、そして上下に這い回って土を攪乱するため、タネがどこかへ行ってしまうのです。出芽したあとでも、土が攪拌されて根ごと浮いてくるということもありました。
どうしたらいいのか。すぐには妙案が浮かびません。そこでとりあえずフトミミズをできるだけ隣の木枠の方に移ってもらうということにしました。枠の奥半分はナスを植えています。手前の1平方メートルほどのスペースがベビーリーフの場所。そこを半分ほどの深さまで掘り、出てきたフトミミズを拾って、隣の枠にポイと投げるのです。これはフトミミズの数を減らすだけで、被害は根絶できませんが、少しはマシになるだろうと思いました。

タネを播く土は、この場所の土を荒目の篩にかけて作りました。それは、ほとんどフトミミズの糞だけで出来ている土なので、大きな糞塊もあり、荒目で砕いて少し細かくしておく必要があったからです。その下にはカキガラ石灰と発酵肥料を十分に撒いて浅く混ぜ込んでおきました。作物のカルシウム吸収量が増加すると病害の発生が抑制されることがあり、ミミズの活動が土壌中の吸収しやすい形のカルシウム含量を増加させるといわれます。作物自身の抵抗性を増すためにも、タネ播き前に散布するカキガラ石灰は有効なのではないかと思いました。

『ミミズのはたらき』(中村好男編著)に、フトミミズの糞にハクサイのタネを播いた実験報告があります。
畑の土や、ほとんど栄養のないバーミキュライトを入れた容器では本葉が少し伸びていたのに対し、ミミズ糞を入れた容器では本葉が大きく展開し、その成育の差が明かだったというのです。そのほかの実験でも、フトミミズの糞は野菜の生長に大きく寄与することが確かめられました。鉢植えの西洋オキナグサや白花ミヤマオダマキなどが巨大になったのも、私がフトミミズの糞を用土に使ったからでしょう。糞は栄養分を豊富に含む腐植であるばかりでなく、その団粒構造で水はけも水保ちもいいことから、タネ播き用土としても十分使えるようなので、今まで使っていた自製のタネ播き用土を使わず、今年からはそのまま播種することにしました。フトミミズの糞は、そのすぐれた特性から、「黄金の土」と称されてきたそうです。
(ヒトツモンミミズの糞は、周囲の土に比べて全窒素が3倍、リン酸が2.5倍、置換性塩基類のカルシウム、カリウム、マグネシウムが1~2倍高く、特に腐植酸量(腐植物質の集合体)は14倍高まり、さらに多様なアミノ酸、酵素、あるいは植物生長促進物質も含まれる ― 『ミミズのはたらき』)

フトミミズの糞がいかに肥料分が多いからといって、自然農のように無肥料でいいというわけにはいきません。施肥しないと、最初は勢いがあっても、そのうちに生育が衰えてきます。発酵肥料を仕込んでおくと、1ヶ月間は収穫していくことができます。葉が大きくなると硬くなるので、一定期間でタネ播きを繰り返し、更新していくのがいいと思います。

フトミミズを移動させておいたので、タネを播いたあとにフトミミズの影響を受けることはほとんどありませんでした。土中から頭を出した穴はいくつかありましたが、見つけしだい塞いでおきました。タネを播いたあとに土に圧をかけておきましたから、フトミミズが徘徊しても、土が攪拌されにくくなっています。

ベビーリーフの場合、試行錯誤を繰り返しながら、私はその都度播種のための図面をつくってきました。それに基づいて1メートルの定規をつかってタネを播く位置を決め、図面通りにタネ播きをしました。今度こそうまくいくにちがいない。毎回そう思っているのですが。

by 130atm | 2013-06-27 10:55 | ミミズ | Trackback | Comments(2)
2013年 06月 18日

梅雨入り

本日、「東北地方も梅雨に入ったと見られる」という気象庁の発表がありました。
発表されなくても数日前から雨模様の天気で、慈雨が欲しかったところでした。

昼過ぎに雨は上がりましたが、どんよりとして暗いままです。こういう天気のときには、わが友フトミミズ君たちも徘徊をはじめているので、裏菜園にカメラと三脚を持って行ってみました。

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木枠の外に脱出していたフトミミズを回収し、ついでに土の上に姿を見せているものもボウルに入れて、写真を撮ってみました。ほとんど成体に近い大きさですが、雨で土が泥状になっていますので、きれいな姿を撮ることができませんでした。

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これはロロロッサの株間です。ベビーリーフを植えつけている1平方メートルほどのスペースは、フトミミズの糞塊で埋め尽くされています。よく目をこらしてみると、トビムシやササラダニが動き回っています。ベビーリーフの株元はフトミミズの糞塊に埋まるようになってきて、根もしっかり張っているようです。

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見たくないものをお見せしましたので、口直しに、収穫してよい大きさに育ったベビーリーフの様子を。安いズームレンズなのでピント合わせがゆるく、合わせたはずのピントが奥にずれてしまったようです。
食べごろの大きさになると収穫するのですが、スカスカになった状態は2日もすれば写真のようにまた回復します。右から、ロロロッサ、ロログリーン、レッドサラダ、そしてレッドオークです。レッドオークは天気がいいと赤くなりますが、日照がないと赤くならずに生長します。

今日現在のコウガイビルの駆除数はまだ32匹です。去年の同日にはもう219匹駆除していますから、だいぶ少なくはなっています。梅雨になってから本格的に出現してくるので、気をゆるめることはできません。

雨の日に見てみると、フトミミズの数は去年とくらべてそれほど減ってはいないようです。これ以上の数になったら、かえって色々大変なような気もします。フトミミズの倍増計画などは考えないようにして、このまま自然の状態にまかせたらいいのではないでしょうか。

by 130atm | 2013-06-18 14:20 | ミミズ | Trackback | Comments(2)
2012年 07月 21日

フトミミズが消えて

わが裏菜園から、フトミミズの姿が消えました。
あれほどいたのに、どうしていなくなったのか。フトミミズの生態に詳しくない私には、はっきりしたことは言えませんが、卵胞をほぼ産み終わったので、寿命を迎えたのではないかと想像しています。
まだ寒い早春に、落ち葉堆肥の分解を早めようと透明のビニールシートをかぶせていました。それで地温は上がったのですが、フトミミズの孵化も早まりました。桜の落ち葉堆肥というエサが豊富にあったので、自然界よりかなり早く育ち、成体になって交接をさかんに行い、そうして消えていきました。コウガイビルに捕食されていなくなったのではなく、自然にいなくなったのです。
自然界では亜成体からやっと成体になりはじめている時期です。孵化が早かった分だけ、死んでいくのも早かったのでしょうか。

もちろん、わが菜園から脱走したものも多くいます。彼らは通路になっている排水路のコンクリとマンションの擁壁のあいだの15センチほどの隙間に移って、そこの土を団粒化させているところです。
脱走したのは、コウガイビルから逃れるためではなく、すっかりエサがなくなったからだと考えています。菜園は彼らの糞塊ですっかり埋め尽くされています。エサになるように、残しておいた桜の落ち葉を敷き詰めてみたのですが、堆肥化していないので食べにくかったのでしょう。それでも落ち葉はかなり減ってはいました。

フトミミズの天敵であるオオミスジコウガイビルの駆除数は、ついに1000匹を突破しました。7月21日現在で1125匹です。私の区画以外で時折巨大なものも発見しますが、ふつうのサイズのものはほとんどいなくなりました。今は2~5センチ程度の小さいものばかり。こんな小さいものでも、放っておけば巨大になってしまうので、見つけしだい2倍に希釈した竹酢液を噴霧しています。

こんなわずかの場所で1000匹以上のコウガイビルを駆除し、まだまだこの数が増えていくだろうということは、何を意味しているのでしょうか。ただただ怖ろしいと思うだけで、その数に呆然としてしまうばかりです。土壌小動物ならば、エサさえあれば爆発的に殖えるということはあるでしょう。ふつう1匹発見しただけで大騒ぎするこのコウガイビルという動物が爆発的に増殖したことの意味を考えてみても、適切な言葉が見つかりません。
夜と早朝の駆除を毎日つづけてきたら、すっかり疲労困憊してしまいました。

by 130atm | 2012-07-21 22:18 | ミミズ | Trackback | Comments(2)
2012年 06月 26日

フトミミズの平和

昨夜の10時近く。
裏菜園でコウガイビルの駆除をしていると、通路を誰かが歩いて来ました。
びっくりしてそっちのほうを見ると、シルエットと歩き方で誰であるかが分かりました。菜園仲間の学者氏です。背広姿で鞄を持っていましたから、仕事からの帰りにここを通って、自分の区画をチェックしてから家に入ろうとしていたのです。

「いやいや、何をしてるの」
「コウガイビルの駆除ですよ」

学者氏の区画にはフトミミズがいないので、コウガイビルもいません。ここを開墾したときにコウガイビルが見つかったのですが、私がその名前を皆に教えたのでした。誰も見たことがなく、当然名前も知らなかったのです。

「コウガイビルの天敵は何なの?」
「天敵は私です」
彼は納得して笑っていました。

その夜に駆除したオオミスジコウガイビルは、何と26匹。雨天でもないのにこんなに駆除できたのは、夜が遅かったせいです。8時ごろに来て駆除しても、まだそれほど出現していなかったのです。その前夜も遅くなってから作業をしたので、その日は朝を含めて32匹が駆除できました。

捕っても捕ってもいなくならないので、無力感にとらわれはじめていたのですが、今朝来て見ると、フトミミズに絡みついて捕食しているコウガイビルが1匹見つかっただけで、フトミミズの亡骸は見あたりませんでした。これはかなりの成果を挙げつつあるという証拠にちがいありません。
思い返せば、4月からはじまった格闘の日々でありました。外国はいざ知らず、世の中にこれほどコウガイビルと日々格闘している人間はほかにいるでしょうか。ひたすらフトミミズを殖やすことに専念してきたことの副産物が、コウガイビルとの格闘だったのです。コウガイビルだって、必死に生き、懸命になって子孫を殖やそうとしていただけのこと。自然のバランスを破ってひとつのものを殖やそうとすると、周囲の環境もバランスを失い、天敵の異常繁殖をもたらすのです。

かくて、フトミミズの平和はすぐそこに来ているはず。今晩遅くにもまた駆除に励みますが、1桁の駆除数になれば、根絶は無理としても、それに近い状態になったと見なすことができるのではないでしょうか。
今朝現在の累計駆除数は、395匹。

by 130atm | 2012-06-26 09:07 | ミミズ | Trackback | Comments(0)
2012年 06月 23日

裏菜園の夜

新月とその翌日には、たくさんのフトミミズが現れて、さかんに交接をしていました。そのときにはただコウガイビルを駆除することに夢中で、写真を撮ることは忘れていました。
昨夜はその交接の写真を撮ろうと、カメラと三脚を持って裏菜園に行きましたが、昨日まであれだけたくさんいたフトミミズが激減しています。いることはいるのですが、折り重なってかたまりになっているような光景はなくなっています。それでも交接しているフトミミズは少しだけいましたので、カメラを構えて何枚か撮ってみました。

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フトミミズの交接は、交互に身体を密着させて精子を相手に送り込むのです。写真に見える突起は何という器官か忘れましたが、互いの身体を固定するためのもので、生殖器ではありません。前日の夜まではこのような交接中のフトミミズが何組も折り重なって、かたまっていたのです。やはり新月が生殖行動と関係があるのではないかと、考えざるを得ません。

昨夜は11匹のコウガイビルを見つけて駆除しました。昨日だけで21匹です。駆除しても駆除しても、湧き出るように出現してきます。エサになるものが増えれば、それに比例して捕食する生物も増えていくのは自然の道理ですが、このコウガイビルの際限もない出現を見ると、その生態がどうなっているのか、私には想像もできません。
コウガイビルがフトミミズを捕食している写真を撮ろうと以前から思っていましたが、その光景に出くわしました。プレデターの恐ろしさをまざまざと見せつけています。

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生々しい光景ですが、これが毎日わが裏菜園で繰り広げられているのです。朝になると、ボロボロになったフトミミズが何匹もその亡骸を晒しているのです。

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その夜、今年最大級のオオミスジコウガイビルを見つけました。色も特別あざやかで、30センチほどはあったでしょうか。つまみ上げて通路のコンクリの上に持ってきました。
このままだと、400匹を駆除する日も近そうです。

by 130atm | 2012-06-23 09:04 | ミミズ | Trackback | Comments(0)